お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

恋愛コーチに学ぶ! 彼氏とケンカしたとき、うまいこと彼氏に謝ってもらう方法

立川ルリ子

平野智美/OFFICE-SANGA

彼氏とケンカしたとき、どちらから謝りますか? 当サイトの読者にケンカについてアンケートをとると、彼氏のほうから謝ってくれるものの「適当に謝ってくる」「謝ろうとしない」「謝っても不満げ」「何度も同じことを繰り返す」などの不満の声が返ってきました。男性はなぜ、ちゃんと謝ってくれないのでしょうか?

そこで、彼氏にきちんと反省してもらいながら、うまいこと謝ってもらう方法を、恋愛コーチとして講演会やセミナー、執筆活動などを行っている立川ルリ子さんに教えてもらいました!

不満は個人的感情として伝える

――当サイトのアンケートでは、彼氏とケンカしたときに自分から謝る人が34%、彼氏から謝るのは48.6%、どちらも謝らないは17.4%でした。彼氏から謝ってくれるという人が多かったにもかかわらず、彼氏が真剣に謝ってくれているように感じられないという不満も寄せられたのですが、どうして男性はちゃんと反省してくれないのでしょうか?

立川さん:男性は古代から狩りをしてきた生き物。自尊心が高い上、負けや過ちを簡単には認めません。だから謝ったとしても、それはあくまでも「長引くとうるさいから、適当に謝ったふりをしておこう」ということであり、本心からのものではないことが多いようです。それでもわからせようと理詰めでいけば、男性は貝になるか、あなたのことを嫌いになって逃げていくだけです。

――それでは、ケンカしたときはどうしたらいいでしょうか?

立川さん:ケンカの内容によって異なるので一概には言えませんが、“北風と太陽”の北風のようにビュンビュン攻めても男性はダメ。やさしく、でもちゃんとあなたの気持ちを、彼氏に伝えることが肝心です。

とにかく理屈で攻めてはダメ。男性にとって理屈で女性に負けるわけにはいかないんです。

それよりも、女性はやっぱり感情を伝えるのがいいと思います。女性は感情の生き物なので、かえって、理屈よりも感情を理解してもらったほうがすっきりするのでは?
そして男性は、自分のせいにされないで、女性の感情の問題だとわかれば、素直に気持ちを聞いてくれるのではないでしょうか。

具体的には、自分の不満を伝える前置きとして「これは私の気持ちなんだけど」「こんなことを思っちゃうの、私だけかもしれないけれど」「私、こんなに悲しかったんだよ」など、あくまでも私の気持ちとして彼に伝えるんです。

そうすることで男性としては、そう思うのは彼女の個人的な感情であり、「決して俺だけが悪いわけじゃない」という逃げ道ができます。その上で、彼女への愛情がちゃんとある場合には、「彼女のために」そういうことはもうやらないようにしよう、と思うわけです。

ケンカは「勝つこと」が大切ではない

――なるほど、すごくわかる気がします。でもなんかそれでは、彼を100%負かしたわけではないので、悔しい感じもしますが……。

立川さん:恋人同士に大切なことは「勝ち負け」ではありません。どうやってお互いの愛情を育んでいくかです。だから彼氏を100%へこませる必要はないんです。

もちろん人にもよりますが、彼だって本当は悪いことをやったことに気づいているんです。でもそこを必要以上に攻め立てれば、彼の愛情は減っていくだけです。

ビーカーに満たされた愛情をいかに減らさないか、減らさないままどう気持ちを伝えるかがカップルにとっては大切なこと。一度減った愛情は、簡単には元には戻らないんです。

愛情を減らさないためには、ケンカのあとにちょっと言葉を添えることも大切。例えば「今日、私ちょっとおかしかったね。女の子の日でイライラしていたのかな」とか。

――ケンカのときにも愛情を減らさない努力が大切なんですね。となれば、そもそもケンカはしないにこしたことはないですよね。

立川さん:いえ、一概にはそうとも言えません。しょっちゅう大ゲンカしているのに仲がいいカップルがいるように、お互いの気持ちを確かめ合うのに、ケンカが必要なスパイスになっているカップルは大勢います。

そのケンカをいかに、お互いの気持ちを伝えあうことに利用できるかどうかが大切なんです。トラブルやピンチは常にチャンスなんです。

また、ケンカを長引かせないためにも、ふたりのパターンを作っておくといいですね。例えば「ケンカしちゃったらお腹空いたね」と言って、おいしいものを食べに行くとか。それがノーサイドの合図となれば、ケンカもあとに引きません。

――最後に、ケンカを味方にかえて、彼の愛情を深める方法を教えてください。

立川さん:よく「女性は演技がうまい」「女性は誰でも女優だ」なんて言い方をしますが、まさにその通り。自分が女優やアイドルにでもなったつもりで、彼に神対応してあげてください。

ケンカのときも何が何でも勝つのではなく、上手に手の平の上で転がしてあげることを心がけるといいですよ。その結果、彼のあなたへの愛情が深まれば、それがあなたの成功ということになります。

彼氏とケンカになったときには、みなさんも女優になった気分で、彼を掌で転がす練習をしてみてはいかがでしょうか。その延長線上として、ケンカも上手にコントロールできるようになれば、怖いものなし! かもしれません。

(平野智美/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』調べ。2015年9月にwebアンケート。有効回答数148件(22~34歳の働く女性)

※この記事は2015年10月02日に公開されたものです

立川ルリ子

25歳よりラウンジを経営し、のべ200人以上の女性たちをコーチングの技術で魅力的な接客業のプロに育て上げる。その後ネイルサロン経営に転身。施術中に恋愛相談をすると「必ず結果を出せるアドバイスがもらえる」と話題になり、恋愛カウンセリングが人気に。2011年より定期的に恋愛セミナーを開催。思い通りに男性の反応を引き出せる「メール添削講座」と「個人カウンセリング」が好評でファンが急増中。 恋愛ユニバーシティでも、数カ月間コラムランキング第1位を獲得。著書は『「この女に愛されたい」と思われる“彼女”になる方法』(大和出版)、『どんな彼でも、自然とあなたに恋する本』(SBクリエイティブ)など。
ブログ:http://ameblo.jp/angeblanc-tokyo/

この著者の記事一覧 
平野智美/OFFICE-SANGA

埼玉県出身。『TVぴあ』の記者を皮切りにライター・編集稼業スタート。旅行雑誌『エイビーロード』に関わったあたりから旅行記事へとシフト。数々の雑誌、MOOK、ガイドブック、旅行パンフレット、インターネットのサイトで旅行記事、グルメ記事、エンターテインメント記事を手掛ける。旅行記事で得意なのはアジア、ハワイ、アメリカ(主に南部)など。城めぐりやフラダンスが趣味。地元・埼玉をこよなく愛する。

この著者の記事一覧 

SHARE