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「結婚=勝ち組」なの? アラサー女子のセキララ覆面座談会 

平野智美/OFFICE-SANGA

アラサーといえば、結婚を真剣に考えるお年頃。子どもも欲しいし、将来の設計をしっかり立てたい! でも一方で、仕事が楽しくなってきて、それどころではないという人がいるのは確か。でも世間では結婚しない独身の女性を「負け組」なんて呼ぶし……。大体「勝ち組」って何!? そこで、既婚女子1名と独身女子2名に、結婚についてセキララな気持ちを語り合ってもらいました!

Hさん(31歳) 
アパレル/マーチャンダイザー
埼玉県出身
未婚「結婚へのパッションは薄め」
好きなタレントは手越祐也

Aさん(26歳)
商社/事務・営業
東京都出身
未婚「結婚を見据えて転職しました」
好きなタレントは福山雅治

Mさん(28歳)
金融/事務
埼玉県出身
既婚「気づいたら流され婚してました」
好きなタレントは福山雅治

結婚願望ある? なし?

――突然ですがみなさん、結婚願望ってありますか? もしくはありましたか?

Aさん:ありますよ。やっぱり先々を計算すると、20代のうちに子どもを産んでおきたいと思います。

Hさん:私は結婚については何が何でも! というパッションはないんです。ただ、やっぱり子どもは欲しいから、なんとなくいい人がいて、自然とそういう流れになれば結婚してもいいと思うし。一方で今の仕事はやりがいがあるので、このままでもいいかなって。

Mさん:私は学生のときに知り合った今の主人と長い付き合いの上の結婚だったから……。なんとなく流れでそうなっちゃった感じです

Hさん:でも、プロポーズのきっかけはあったんですよね?

Mさん:お互い、仕事の休みが合わなくて会える時間がなかったから、同棲しようとなって。そしたら親や周囲から『結婚しちゃいなさい』と外堀を埋められていっちゃったんですよね。“流され婚”です(笑)

アラサー女子のセキララ事情

Aさん:20代のうちに子どもを産みたい
Hさん:今は仕事が楽しい。でも子どもは欲しい
Mさん:外堀を埋められ“流され婚”

結婚に持ち込む方法って知ってる?

――“流され婚”なんて言葉も飛び出しましたが、何か女性側から結婚に持ち込むテクって知っていますか?

Hさん:友だちで新年に『今年中に私は結婚をしたい』と宣言したそうです。それが無理ならば別れるって。そしたら見事にゴールインできました。

Aさん:期限を区切るのはアリかも。それでダメなら待ってもダメ。ほかに移ったほうがいい。

Mさん:私みたいに、親や周囲に流されての結婚っていうのも、自分でそういう方向に持っていくことは可能かも。

Hさん:確かに、親に紹介しちゃうのはいいかもしれないですね。いまどき男子は頼りない人が多いから、向こうのお母さんをがっつり味方にしちゃえば怖いもんなし

結婚に持ち込む手

・いつまでに結婚したいか期限を区切る
・親に紹介して外堀を埋める

結婚と仕事の両立は可能?

――アラサー女子となると結婚したいし、子どもも欲しいという反面、もっと仕事をしたいという気持ちもありますよね。両立は可能だと思いますか?

Hさん:今の仕事のポジションでいようと思ったら、難しい面はありますよね。女性のほうが結婚でいろいろ制限される状況は、今でもあると思います。同棲したことがあるんですけど、やっぱり家事の負担は女性のほうが多くて、「なんで? 私も働いているんですけど」とは思いました。

Aさん:最近の男性は家事を分担してくれるといっても、やっぱり出産、子育てのことまで考えると、女性が引き受けなくちゃいけないことは多いと思うんです。だって、子どもが小さいときに求めるのはママだと思うし、自分もやるからにはママ業もがんばりたいし。そうなると、24時間じゃ足りないですよね。だから私はそのことも見越して、定時で帰りやすい今の職場に転職したんです。

Mさん:私はとりあえず子どもができるまでは今のまま働いて、子どもができたら辞めてもいいし、どうするかはできてから考えようと思ってます。結婚して感じたことは、結婚ってがんばらないほうがいいってこと。子どもができたら子育てのほうが仕事よりも楽しくなっちゃうかもしれないし、まずは目の前のことを一歩ずつかな。

アラサー女子のセキララ結婚観

・結婚して今の仕事のポジションを維持するのが不安
・家事育児はやはり女性が引き受けることが多い気がする
・定時で帰りやすい職場への転職もひとつの手
・結婚生活を維持するためにがんばりすぎない

勝ち組ってどんな人?

――ところで、結婚している人を「勝ち組」、シングルを「負け組」という人もいます。それをどう思いますか?

Aさん:結婚だけで女性を仕分けするのって変ですよね。仕事で成功したり、趣味に没頭したり、本人が幸せならば勝ち組でいいじゃない!

Mさん:そうそう、やっぱり人生は何があるかわからないから、おばあちゃんになって亡くなるまで、勝ち負けなんてわからないですよ!

Hさん:知り合いが離婚をして、そのドロドロを見ていたら……。結婚も幸せなことばかりじゃないんだなって思ったことがあるから、一概に「勝ち」「負け」って他人には推し量れないかな。

――そんな風に離婚のドロドロを見ちゃったりすると、結婚にマイナスのイメージを持ってしまいますよね……。

Hさん:やっぱり影響はありますが、全面的にマイナスのイメージを持っているわけじゃないですよ。まわりも結婚を楽しんでいる子のほうが多いし、やっぱり素敵だなって思います。だって、男性はずっと同じようなスタンスで仕事を続けることが多いけど、女性は人生の段階ごとに、働く女性、主婦、母などに変化ができたりプラスができるってことですよね。

Aさん:男性よりも選択肢が多いというのはおもしろさにもつながりますよね。一生を同じレールの上で生きるんじゃなくて、自分で人生を選びとっていける喜び。私自身は結婚後も働き続けたいタイプなんですが、知り合いでどうしても仕事を辞めたくて寿退社した子がいたんです。その子は会う度に「主婦は楽しい!」って言っています(笑)。それはそれでいい人生ですよね。

Mさん:専業主婦になるもよし、両立をがんばるもよし、シングルのままキャリアを極めるもよし!

Hさん:そんな風に選択肢が多いと考えると、女のほうが人生が楽しいかもしれないです!

結局「勝ち組」って?

・結婚だけで勝ち負けは決まらない
・男性より選択肢が多い女性は人生をもっと楽しめる
・本人が幸せならみんな「勝ち組」

Hさん、Mさん、Aさん、ありがとうございました!

今や女性の生き方は多種多様。だからこそ仕事と結婚の間で悩むことも多いですが、自分で選ぶからこそ責任を持ち、本当に輝くことができるみたいですね。「勝ち組」かどうかは、結婚なんかじゃ決まらない。そんな3人の意見に、とても納得させられました。人生の変化を楽しみながら、柔軟にタフに、輝いていきたいものですね!

(平野智美/OFFICE-SANGA)

※この記事は2015年09月18日に公開されたものです

平野智美/OFFICE-SANGA

埼玉県出身。『TVぴあ』の記者を皮切りにライター・編集稼業スタート。旅行雑誌『エイビーロード』に関わったあたりから旅行記事へとシフト。数々の雑誌、MOOK、ガイドブック、旅行パンフレット、インターネットのサイトで旅行記事、グルメ記事、エンターテインメント記事を手掛ける。旅行記事で得意なのはアジア、ハワイ、アメリカ(主に南部)など。城めぐりやフラダンスが趣味。地元・埼玉をこよなく愛する。

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