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“自分磨き系”婚活に喝! オトコの習性を知り尽くした著者による「正しい婚活道」とは?

仁科友里


「理想のオンナ」を目指すあまり、肝心の「オトコ」を見ることを忘れている世の婚活女子に活を入れるフリーライターの仁科友里さんによる婚活指南本『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)。理想のオンナになるべく日々努力する”自分磨き系”の婚活を「間違っている!」と一刀両断し、「自信を持つこと、そのためにオトコを知ること」をひたすら説いています。世の中にあふれる自分磨き系のモテ指南本や恋愛本とは一線を画す内容が新鮮で、「10年前に読みたかった」というアラサーを中心とした女性からの反響(叫び)も多いという『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』、略して『まちこん』をこのたび上梓した仁科さんに話を聞きました。

仁科友里さんによる『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)

 ◇“自分磨き系”婚活は間違い?

『まちこん』は、間違った思い込みで婚活に突き進んでいる女性たちに向けて書いた婚活指南本。仁科さんによると「合コンのために服を買っている」「自分磨きのために習い事をしている」「料理上手がオトコ心をつかむと思っている」といった女性たちの“自分磨き系”の婚活はいずれも結果が出ない「間違った婚活」とし、「結果の出ない婚活を続けていると自信がなくなり、委縮して自分よいところが出せなくなったり、男性の顔色をうかがう悪循環に陥る」と指摘。「自信をつけるためには、やはり男性に好意的に扱われることが手っ取り早い」、そこで「外見がよいと無意識に中身もよいと判断する」という男性の無意識の心理に着目。「オトコの判断には、無意識に性的メリットが絡む」「オトコは性的メリットを優先する」という習性を逆手に取って、男性をたくさんひきつけて、女性が主体的に選ぶ婚活テクニックを展開しています。

男性に尽くすのは「下請け」

「『自分を磨くことでステキな王子さまが現れる』という“自分磨き系”の婚活は男性のことを考えていない男性不在のメソッドが多かった。本当に必要なのは男性が何を求めているかを知ること」と繰り返す仁科さん。その主張の根底には「恋愛や結婚をしにくい時代だからこそ、相手の負担やニーズを読むことが必要。まず、相手の置かれている状況を理解する。男性だから立てましょうという意味ではなく、相手を尊重するから、自分も尊重される対等精神」があるといいます。

「どうにかして結婚に持ち込もうとする人もいるけれど、結婚後の生活のほうが大事。相手に結婚して“もらった”状態で始まった結婚生活は、ずっと女性の立場が“下”です。『この人は僕にとってかけがえのない人』と思ってもらうためのメソッドがこの本に書いてある」とも。

仁科さんは、「尽くす」ことや、すぐに男性と肉体関係を持ってしまうことについても「尽くして相手にとって便利な存在でいたり、すぐに体の関係になることは自分から“下請けにしてください”と言うことと同じ」と言い、相手と対等な立場になれないと戒めます。相手に気に入られたいあまり、つい下手に出てしまったり、尽くしすぎてしまうという女性もいるのでは? なかなか耳が痛いです。

“間違い”の原因は女性の「●●のなさ」

 仁科さんによると、自分に自信のない女性ほど“理想のオンナ”像に縛られてますます自分を追いつめていくといいますが、女性たちが自分磨きに走る背景には「女性の若さを尊んだり、外見を笑っていいというハラスメントがとがめられない現実がある。若さのように失われるものではなく、何か形として残るものを身につけなければという強迫観念があるのでは?」という女性にとって自信を持ちにくい状況があると指摘します。

そんな“生きづらい”状況にあって、「女性が自信を持つ」にはどうすればよいのでしょうか?

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