【意識調査】バスや電車の優先席に座る人は38.6%! 座らない理由とは?
バスや電車に設けられている優先席。お年寄りや妊婦、体の不自由な人などが乗車するにあたって優先的に座ることができる席です。ですが優先されるべき人がいないときは、座ってもいいものなのでしょうか? 優先席に対する意識について、社会人女性に聞いてみました。
Q.バスや電車の優先席に座りますか?
「座る」38.6%
「座らない」61.4%
6割を超える人が、座らないと回答しました。それぞれの理由を見てみましょう。
【「座る」と回答した女性の意見】
■あいているなら問題ない
・「明らかにすいているときは座るが、お年寄りが乗ってきたら立つ」(25歳/金融・証券/営業職)
・「あいた席があるのに、立っていると邪魔になると思うからです」(32歳/ソフトウェア/事務系専門職)
優先するべき人がいない場合は、座ってもよいという意見です。実際に、該当する人が乗ってきた場合は席を譲ると言っている人が多く、その場に応じて座る・座らないを決めているようです。
■座ってはダメと決まっているわけではない
・「優先なだけで、座ってもいい場所だから」(26歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)
・「お年寄りや妊婦が来たら席を譲ればよいので。特にバスは立っていると危ないので、『あいているならできる限り座ってほしい』とバスの運転手さんに言われたことがある」(33歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
優先席には座ってはいけないという決まりはありません。あくまでも「優先」であって「限定」ではないので、譲り合いの精神が求められます。ですが、該当する人が乗ってきたらすぐに席を譲るのがマナーです。
【「座らない」と回答した女性の意見】
■一度座ってしまったら……
・「譲るタイミングに悩むから最初から座らない」(26歳/食品・飲料/事務系専門職)
・「本当に必要としている人のためにあけておいたほうがいいかなと思うから」(33歳/不動産/その他)
一度座ってしまうと、そこから立つのは意外にも難しいものです。いざ譲ろうと思っても、どのタイミングでどう言葉をかけたらいいのか悩むという人は、はじめから座らないほうが気持ちが楽かもしれません。
■視線が気になる
・「座ってるだけでも白い目で見られそうだから」(31歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「なんとなく座ってはいけない感じが漂っているから」(28歳/食品・飲料/技術職)
中には、優先席に座っている人をさげすむような目で見る人もいるようです。決して座ってはいけないと決められている席ではないものの、優先席はあけておくべきものという風潮があるのかもしれません。
座るという人も座らないという人も、それぞれ譲る気持ちを持っていることがわかりました。本当は優先席などなくても、みんなが譲り合いの心を持ち、気持ちよく乗車できる環境が理想ですよね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません。
※『マイナビウーマン』にて2015年8月にWebアンケート。有効回答数158件(22歳~34歳の働く女性)。
※この記事は2015年08月17日に公開されたものです