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自分の子どもの利き手、どう育てたい?

ファナティック

赤ちゃん幼い頃、持ちやすいからという理由で、左手で箸や鉛筆を持っていたら右手で持つように言われたという経験がある人もいるでしょう。日本では右利きの人口が多いため、生産されている商品も圧倒的に右利き向けのものが多いので、将来的に不自由を感じないようにという親心かもしれませんが、昨今は左利きの人も多く見られるようになりました。自分の子どもの効き手について、社会人の女性に聞いてみました。

Q.ご自身の子どもが生まれたら、「利き手」をどちらに育てたいですか?
「右利き」41.6%
「どちらが利き手でもいい」39.6%
「両利き」16.3%
「左利き」2.5%

右利き、もしくはどちらでもよいと回答した人が多い結果となりました。それぞれの理由を見てみましょう。

「右利き」に育てたい

・「夫が左利きで習字や改札やカウンター席など、不便が多いと言っているから」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

・「左利きのほうが人数が少ないので、人とちがうことで苦労をしてほしくないから」(32歳/その他/事務系専門職)

・「当たり前の普通が、一番いいかなと思うので」(32歳/自動車関連/事務系専門職)

横一列に並んで食事をとるとき、確かに右利きの人と左利きの人が隣りあわせだと肘がぶつかって大変そうです。スポーツをする際にも、右利きの人の動きを見てマネようとすると、いろいろと位置関係を脳内変換しなければいけないことも多く、左利きならではの悩みは、たくさんありそうですね。

「左利き」に育てたい

・「無理強いはしないが、左利きは天才が多いらしいので」(24歳/食品・飲料/専門職)

・「自分が左利きで、何かと得をしているので」(26歳/学校・教育関連/事務系専門職)

近年、利き手のメカニズムが解明されつつあります。今までは躾で利き手が決まるとも言われていましたが、脳の構造で生まれたときから利き手は決まっているという説が唱えられはじめました。それが事実だとすると、人とはちがう視点で物事を考える天才が多いという話もあながち、ただの噂だけではないかもしれません。

「両利き」に育てたい

・「どちらも使えるのが一番脳の発達によさそうだから」(27歳/金融・証券/事務系専門職)

・「日本は右利き用の社会なので右利きがいいが、柔軟に両方使えたほうが便利だと思う」(32歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

せっかく二本手があるなら、どちらも使えるに越したことはありません。人間の体は左右どちらかに比重が偏るとよくない影響が出ることもあります。近年は特にスポーツの分野で両利きの選手が注目されることもあり、利き手に対する意識はだんだんと変化してきていると言えるでしょう。

「どちらが利き手でもいい」

・「その子の個性なので、どちらでも構わない」(31歳/医療・福祉/専門職)

・「自分自身が左利きだったのですが、右利きに変える・変えないで吃音になったりと色々と苦労したので、様子を見つつ考えたい」(29歳/学校・教育関連/専門職)

利き手が生まれ持ったものであるとすると、それを強制的に変えるのはどこかにひずみが起きることも考えられます。みんなと同じにして一安心したけれど、なんらかの弊害が出てしまっては矯正は逆効果になってしまいます。

人間は順応できる生き物です。利き手がどちらでも、社会に順応していくことは可能です。親である自分の偏見にとらわれて子育てをすることは避けましょう。子どもの意思を尊重した子育てをしていきたいものです。

(ファナティック)

※画像は本文と関係ありません

※『マイナビウーマン』にて2015年7月にWebアンケート。有効回答数202件(22歳~34歳の働く女性)

※この記事は2015年08月08日に公開されたものです

ファナティック (編集プロダクション)

2011年10月創立の編集プロダクション。マイナビウーマンでは、恋愛やライフスタイル全般の幅広いテーマで、主にアンケートコラム企画を担当、約20名の女性ライターで記事を執筆しています。

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