イマドキ男子はセクハラに敏感!?　職場で女子と接するときに気をつけているポイント6つ

ニュースなどで取り上げられる「セクハラ」。働く男性にとって、いちばんコワーイ言葉の一つかもしれません。相手の受け取り方しだいで、同じ言葉でも「冗談」になったり、「セクハラ」になったり。そのあいまいさが、男性にはわかりにくいようです。では、イマドキの働く男性は、セクハラについてどのくらい注意しているのでしょうか。

Q仕事でセクハラに気を付けていることがありますか？

はい……30.5％
いいえ……69.5％

……気を付けていない男性のほうがかなり多いという残念な結果になりました。ただし、「いいえ」のなかには「職場に女性がいないので気を付けていない」という声も多いので、実際には気を付ける人はもっといると思われます。では、どのようなことを心がけているのか、逆に、なぜ気にしていないのか、男性の本音を見てみましょう。

このくらいは気を付けてほしいけど……

・「容姿のことを気安く言わないようにしている」（31歳／食品・飲料／技術職）

・「極力、女性に対しては性的な発言をしない、年齢を言わない」（28歳／医療・福祉／専門職）

・「女性なんだから、という言葉に気を付ける」（27歳／情報・IT／営業職）

・「独身の年上の女性と話すときに、結婚話題をださないようにしている（32歳／電機／技術職）

最低ラインのグレーゾーンはわかっているようです。ただ、「結婚しないの？」と聞くのはもちろん、そもそも結婚ネタを話題として避けるという人がけっこういました。「意識すると逆効果」という声もあるように、明らかに避けると、セクハラにはならなくても、印象が悪い、と教えてあげたいですね。

仲良くなるのが大変そう

・「気安く肩とか叩かないようにしている」（36歳／金属・鉄鋼・化学／技術職）

・「女性にはプライベートなことを聞かないようにしている」（28歳／金融・証券／専門職）

・「適度な距離感を保ったり、言葉づかいには細心の注意を払っています」（31歳／マスコミ・広告／クリエイティブ職）

・「用がないときは接近しない」（32歳／商社・卸／営業職）

もはや女性という存在がアンタッチャブルという男性もいました。職場とはいえ、円滑な人間関係は必要です。気にしすぎると、関係を築くのに時間がかかってしまいそう。

オトコって、大変

・「階段で女性の後ろを上るとき」（30歳／機械・精密機器／技術職）

・「電車では、つり革につかまるようにしています」（35歳／通信／事務系専門職）

セクハラ以外にも、盗撮、痴漢など誤解されたくないことはたくさんあります。目線や手の位置にも気をつけて……男性も大変です。

その思い込み、気を付けたほうがいい

・「なにをしてもいやがられないから」（37歳／運輸・倉庫／秘書・アシスタント職）

・「職場に若い子がいないので」（31歳／情報・IT／技術職）

・「セクハラをするような年齢の女性がいないから」（29歳／不動産／その他）

その発言がグレーゾーンだと気づいていない男性もチラホラ。いやがられないと思っているだけで、ある日痛い目を見る可能性があります。また、年齢に関するその考え方自体がセクハラだと、わからないのですね。残念です。

キャラ確立!?　男性として見られていない!?

・「だれもオレの存在を意識していないから」（27歳／学校・教育関連／事務系専門職）

・「おふざけキャラクターで見られているので、気にしない」（28歳／小売店／販売職・サービス系）

男性として意識させないテクや、ノリで乗り切っている人もいました。でも、その場は冗談でかわしていても、積もり積もって……という危険にも、気づいたほうがよさそうです。

たしかに

・「常識を持って接していれば、セクハラになることはない」（32歳／学校・教育関連／専門職）

・「どんな時も相手に気を使うようにしているので、普通に接している限りは、セクハラになりそうなことはしないと思う」（35歳／情報・IT／技術職）

いきすぎた発言はともかく、セクハラの多くは相手との距離感を見誤って起こります。けっきょくのところ、「女性・男性にかかわらず、相手に敬意を払う」ことで、セクハラも、ほとんどのトラブルも回避できますよね。

かなり残念な男性が多い結果となってしまいました。セクハラに悩む女性の経験談を、教えてあげたいですね。ただ、「こんなことが、セクハラになる」と男性に伝えると、ふだんから気を付けている人はますます気を付けるようになり、気をつけない人は、何を言っても聞き入れないという不思議な両極化現象もよく見られます。なぜなのでしょうか。

(まさおかりく）

※画像は本文と関係ありません

※『マイナビウーマン』にて2015年7月14日～28日にWebアンケート。有効回答数132件（22歳～39歳の働く男性）

 

※この記事は2015年08月06日に公開されたものです