「エイジハラスメント」受けたことある女性は●% 「嫌な仕事を押し付けられた」「昭和生まれの女」と暴言……
女優の武井咲さんが主演する連続ドラマ「エイジハラスメント」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が放送中ですが、年齢を理由にした嫌がらせやいじめ(エイジハラスメント)を受けたことがある人はどのくらいいるのでしょうか。今回は、働く女性にエイジハラスメントの経験について聞いてみました。
Q.女優の武井咲さん主演の連続ドラマ「エイジハラスメント」が放送中ですが、年齢による嫌がらせ(エイジハラスメント)を受けたことはありますか?
「ある」7.6%
「ない」92.4%
実際にエイジハラスメントを受けたことがあるという女性は1割弱とそれほど多くないようですね。では、受けたことがあるという女性にはどんないじめを受けたのか詳しく聞いてみましょう。
若いだけで「ダメ?」
・「若いからと上司に嫌がらせされていた」(29歳/医療・福祉/専門職)
・「そう言っていられるのも今の歳だけ、と言われた」(29歳/情報・IT/営業職)
・「『若い子がやった方がよい』と散々嫌な仕事を押し付けられた記憶があるから。とりあえずさらりと逃げるのがベターだとは思う」(32歳/不動産/その他)
「若いからと思って調子に乗ってるんじゃないわよ」とはっきり言われたわけではないかもしれませんが、若さゆえに先輩社員に皮肉を言われたり、上司に嫌がらせされたり。本当なら後輩を指導したり、温かく見守る立場の人にそんなことをされると会社の中で誰を頼ればよいのかわからなくなってしまいそうですね。
もっと若い子のほうが……
・「会社の常務が会社の式典で私たち女性社員を見て、『昭和生まれの女しかいねぇな~』と、露骨に嫌な顔をした。平成生まれの若い女性がよかったらしい」(32歳/建設・土木/事務系専門職)
女性社員を何だと思っているのでしょうか。いまどきこんな会社があるのかと驚きです。
仕事でも意見が通らない
・「若いと、意見を通してくれない。理論的に話す」(23歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「ターゲット層について話していたとき、20代にはわからないと思うけどと言われた。交友関係を増やして、自分の世代以外のことも知る必要があると思った」(26歳/電機/事務系専門職)
・「若さゆえにダメ扱い」(28歳/医療・福祉/専門職)
若いからというだけで会社で意見が通らなかったり、話をきちんと聞いてもらえなかったりしたことがあるという女性も。だからこそ、理論的に話す、相手が納得してくれるように説得力を持って話すことが大事。相手から言われたことをバネに交友関係を広げようと前向きな考え方をするのはいいですね。
「女性は若くてこそ」という考えは論外ですが、単に「若いから」という理由で不利益をこうむっているのか、まだまだ経験不足だから仕事を任せてもらえないのか、をきちんと判断する必要がありそうです。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年7月にWebアンケート。有効回答数131件(22歳~34歳の働く女性)
※この記事は2015年08月03日に公開されたものです