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日本の夏はエジプトよりも過ごしにくい!? ジメッとして不快な「ジメ暑」の発生傾向発表

ジメ暑日とは?

日本気象協会が運営する「tenki.jpラボ」が、「2015年日本のジメ暑(あつ)傾向」を発表した。

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同協会は、日本特有の湿度が高くジメっとした蒸し暑さを表すための新たな指標として、気温と湿度を用いた「ジメ暑指数」を新たに定義。ジメ暑指数が85以上になると、ほとんどの人が暑く、ジメジメとした不快さを感じると考えられることから「ジメ暑指数が85以上の日=ジメ暑日」と名づけた。

この「ジメ暑い指数85」という指数は、東京の最高気温と月平均湿度である気温30度、湿度75%の場合に相当し、同条件下では実際の温度より2℃も高く体感温度を感じるという。

日本が世界的にも「暑くてジメジメして過ごしにくい」 特有な気候を持っていることは、2014年の世界各地の都市と東京のジメ暑指数を比較した結果からも明らかで、ジャカルタ(インドネシア)やカイロ(エジプト)をおさえて東京がジメ暑指数のトップを記録(7月28日~8月1日の期間で比較)していることからわかる。

ジメ暑日 47都道府県ランキング

国内におけるジメ暑日数が多い県を調べてみると、1位が熊本県、2位が鹿児島県、3位が奈良県とつづいた(過去10年間の7月23日~8月23日で比較)。一方ランキング下位には、北海道、東北地方が多くを占め、北の夏は気温も湿度も快適で過ごしやすいことがわかった。

同協会によると今後、東京では8月初旬から8月中旬、名古屋・大阪・福岡では7月下旬~8月下旬にかけてジメ暑日が多く発生するという。特に名古屋では8月中旬は非常に厳しいジメ暑日になると予想している。

(エボル)

※この記事は2015年07月23日に公開されたものです

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