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ふたりの生活、ホンネがポロリ!? 結婚相手に男子がのぞむ年収は?

財布をのぞく女性結婚相手の年収はどれくらいがいい? と女性に聞いたら、おそらく大多数は「多い方がいい」と答えるでしょう。女性は、結婚相手の年収は生活費に直結すると考えますが、男性はどうなのでしょうか。“オトコのプライド”を考えると、「多ければ多いほどいい!」と女性ほど無邪気には言えないような気もします。では、実際はどうなのかというと……

Q:結婚相手に望む収入(年収)はいくらぐらいですか?

専業主婦……13.8%
~100万円(扶養内)……16.3%
~200万……11.4%
~400万円……35.0%
~600万円……10.6%
~800万円……0.8%
~1000万円……12.2%

いちばん多かったのが、「400万円まで」という答え。国税庁が発表している「民間給与実態統計調査」(平成25年分)によると、民間企業全勤務者の平均年収が414万円ですから、妻がフルタイム勤務の場合、「自分と同じくらいがいい」と考えている男性が多いとわかります。しかし、「専業主婦」「扶養内」「200万円まで」と答えた男性を足すと40%以上。「妻は自分より稼いでほしくない」と考える男性が半数近いという結果となりました。

オレ稼ぐ人、アナタ守る人? けっこう多い「専業主婦になってくれ!」

・「できれば家を守ってもらいたいから」(30歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

・「子どもができたときに、専業主婦のほうがずっと子どもについていてくれるので、心配ないから」(27歳/情報・IT/技術職)

・「しっかり家事ができて、裏方として家計を支えてくれるなら、空いている時間にネットなどでお小遣い稼ぎするくらいの収入で十分だと思う。おいしいご飯をつくってくれて、しっかり家事をしてくれて家庭を支えてくれることは、プライスレスだと思う」(37歳/金融・証券/営業職)

専業主婦として家を切り盛りし、育児に当たってほしい。という声がこちら。専業主婦の働きをプライスレスと評価するのは頼もしいですが、女性としては、それに先立つものがしっかりあるのか、確認したいところです。

働いていても、メインは家事でお願い「扶養内ならOK」

・「この金額であれば、仕事と家事が両立できるからです」(31歳/その他)

・「下手に扶養を外れるとめんどうだから。外れるなら大きく外れてもうけてほしい」(32歳/ソフトウェア/技術職)

・「それぐらいでいい。あとはこっちで稼ぐ」(35歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「そのくらいにしてほしいところ」(31歳/金融・証券/専門職)

扶養内で、という人は「家のことをおろそかにしてほしくない」と考えているようです。ただし、気になるコメントもチラホラ。扶養内に収まるように仕事を調整するのだってめんどうなんですよ。「それぐらいでいい」「そのくらいにしてほしい」妻の労働を軽視しているとしか思えない発言ですね~。

「200万円まで」

・「少なからずあればよい」(32歳/機械・精密機器/技術職)

・「これぐらいはあれば、経済的にずいぶんとありがたい。責任を伴うというのも、実はよいことだと思うし」(35歳/金属・鉄鋼・化学/その他)

・「保険や小遣い代」(33歳/農林・水産/販売職・サービス系)

私見で恐縮ですが、失礼なコメントがいちばん多いと感じたのが、「200万円まで」と回答したメンズ。「扶養内」では見られた、家事負担とのバランスを考慮した人は一人もいませんでした。少なからず、小遣い代、責任を伴うのはいいことだ……高校生のバイトじゃ、ないんです。

「400万円まで」

・「自分と同じくらいだから」(26歳/農林・水産/技術職)

・「生活していくうえで赤字にならないから」(23歳/警備・メンテナンス/営業職)

・「正社員くらいの年収を稼いでいると、リスクが分散させられていいと思う」(28歳/医療・福祉/専門職)

・「お互いにある程度稼いで貯金したい」(30歳/情報・IT/事務系専門職)

・「子育てや住宅ローンなどを考えると、200万円を超える年収はほしい」(32歳/機械・精密機器/営業職)

400万円まで、と答えた人からは現実的なコメントが寄せられました。自分と同じくらいでいい、と回答した人も多かったです。自分の収入と生活費のバランスがわかっているから、将来の生活設計などが想像しやすいのかもしれませんね。

600万円まで

・「平均よりは多いほうがいい」(31歳/食品・飲料/技術職)

・「相手が500万程度望んでくるなら、こっちも望んでいいよね。平等なんだし」(27歳/通信/技術職)

600万円台を境に、次第に願望が混ざってきて、逆に現実的なコメントはぐっと減りました。

800万円まで

・「玉の輿にのってみたいから」(22歳/情報・IT/技術職)

選んだ人も少なければ、コメントも不作。唯一のコメントが、“夢”でした。800万円という設定が半端だったのでしょうか。

1000万円以上!

・「高いに越したことない」(37歳/機械・精密機器/販売職・サービス系)

・「多いほうがいいだろ」(33歳/情報・IT/技術職)

もはや願望のみです。それでも、1割以上の男性が1000万円以上を希望……額面のインパクトにひかれたとしか思えない結末となってしまいました。

結婚相手に希望する収入額は、その男性の生活設計や妻に対するスタンスを映す鏡なのですね。自分の収入と照らし合わせて、現実的に考える男性もいれば、自分のことしか考えていない男性もいました。特に相手に高収入を望まない男性の中には、妻の労働を軽んじている人が少なからずいる……というのは、意地悪すぎるでしょうか? 彼との結婚を考えたとき、また結婚後も働きたい、あるいは仕事を辞めてもいずれは再就職したい……と考えたとき、自分にどのくらい稼いでほしいと思っているか彼に聞いてみると、本音が透けて見えてくるかもしれません。

(まさおかりく)

※画像は本文と関係ありません

※『マイナビウーマン』にて2015年6月にWebアンケート。有効回答数128件(22歳~39歳の働く男性)

※この記事は2015年07月19日に公開されたものです

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