プロポーズ前にチェック! 「ダイヤの4C」って知ってる?
突然ですが、「4C」という言葉を聞いたことがありますか?
「マーケティング用語でしょ」と思った人は残念! プロポーズにおける「4C」は、ダイヤモンドの国際的な品質基準を意味します。
この4Cの総合的な評価が高ければ高いほど、ダイヤモンドのお値段も比例してアップしていくというわけ。
一生に一度しかもらえない婚約指輪。ダイヤの質は気にしない? それとも最重要ポイント?
適齢期の女子たちが、4Cをどのくらい気にしているのか、アンケートで聞いてみました。
※4C(カット・カラー・クラリティ・カラット)とは
・カット(Cut)……形・仕上げ・対称性が評価され、研磨技術が高いほど評価が高くなる。
・カラー(Color)……無色なほど評価が高く、イエローに近いほど評価が低くなる。
・クラリティ(Clarity)……傷や内包物の大きさ、位置、数が評価対象となり、少ないほど評価が高くなる。
・カラット(Carat)……石の重量が重いほど評価が高くなる。
ダイヤの品質基準である4C(カット・カラー・クラリティ・カラット)を重要視しますか?
する……28.0%
しない……38.0%
そもそも4Cという基準を知らない……34.0%
「ダイヤの4C基準を重要視しない」「そもそも4Cという基準を知らない」合わせ、約72%の人がダイヤの4Cという基準を重視していないよう。理由はどこにあるのでしょうか。
●品質よりも、予算を第一優先!
「こだわればいくらでも高くなるので、カラーにこだわるならカラットは諦めるなど、どうにかするしかない」(33歳/女性/小売店)
婚約・結婚指輪を予算無制限で選べる人は、そんなに多くないもの。決められた予算を優先し、その中から一番いいものを選ぶのが現実的な方法ですよね。また高価なものを選ぶと普段使いしにくくなる、という一面もダイヤの指輪にはあるよう。
●4Cよりもデザイン・値段を重視
「見た目じゃわからないし、それより指輪のデザインの方が大事」(28歳/女性/運輸・倉庫)
また4Cの評価が高ければ高いほど、素人目には違いがわかりにくいことも多いもの。それならデザイン・値段を優先させたいという人もいました。カラットの違いはさすがに素人でもわかりますが、ルーペや顕微鏡を使ったり、紫外線を照射しないとわからなかったりするレベルの品質は、さすがに素人にはわかりづらいですよね。それならデザイン・値段に気持ちが動くのも仕方ないかもしれません。
ちなみにに予算内で4Cのどれを優先させるかについては、「気にするとすれば透明度だけです」(29歳/女性/情報・IT)という意見もありました。カラット・カラー・カットの基準が低くても、それはそれでダイヤの「個性」とも呼べそうですが、さすがに傷や内包物を「個性」と呼ぶのは難しい? 4Cは気にしないとしても、4Cの中で妥協できる基準・妥協できない基準を持っておくのは大切かもしれません。
●長く使うものだから、4Cにこだわりたい
「高い買い物であるので、買うのであれば、質にこだわりたい。そして、ゆくゆくは、娘にプレゼントしたり、リメイクして、長く大事に使っていきたいと思うので」(30歳/女性/情報・IT)
一方、婚約・結婚指輪選びでは長く使うものだから質にこだわりたいという人もいました。上記意見のように後々誰かに贈る予定なら、確かに4Cにはこだわった方がよさそう?
また「資産価値に関係してくるから」(34歳/女性/小売店)、「やはり、みる人が見たらすぐにわかるので、小さくてもそれなり品質のものがいいです」(26歳/女性/その他医療機器)という意見もありました。ダイヤの品質は長く使う、という意味でも重要ですが、見た目や資産価値を形成するという意味でも重要なようです。
●男性の体面上の問題も……
「できる範囲でいいものを用意しようとする姿勢を見せて欲しい」(25歳/女性/小売店)
「私はあまりこだわらなかったのですが、主人が男性としては4Cにこだわったものを送りたいと言っていました」(25歳/女性/電力・ガス・石油)
さらには男性の体面を保つ意味でも、4Cの評価は高い方がいいという人も。むしろ4Cは女性よりも男性にこだわる人が多いのかも? 自分の花嫁になる人に、中途半端なもの、妥協したものは贈れない……という男ゴコロは、なんとなくわかるような気もします。
また「せっかくの婚約指輪だし、一生ものなので、なるべく品質の良いものの方が縁起も良いと思ったので重視した」(32歳/女性/医療・福祉)という意見もありました。肉眼ではわからないレベルで評価に差異が出ることもあるとはいえ、縁起物という意味では重要かもしれません。
まとめ
婚約・結婚指輪選びには「予算」という大きな制限があるためか、4C基準をあまり重要視しない人が多いようです。ただし、結婚後も長く使ううものであることと、資産や縁起物であり、男性の体面を保つ意味で、4C評価は高ければ高いほど理想とするカップルもいました。
予算の範囲で、自分の手の届く中から一番いいダイヤを選ぶようにするのが、かしこい花嫁といえるのかも。
流通ルートを工夫して高品質・低価格でダイヤを提供しているジュエリーショップや、カットやクラリティにこだわり抜いたブランドなど、お店によって特徴はさまざま。それぞれの好みや価値観に合う婚約指輪を見つけてくださいね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウエディング』にて2015年6月にWebアンケート。有効回答数300件(22歳~34歳の働く女性)
※この記事は2015年07月19日に公開されたものです