男性にとって初恋の人とは。忘れられないもの?
初恋の人を今でも好きな男性は多いものでしょうか? 男性にとって初恋の女性とはどういう存在なのでしょう。恋愛コラムニストのウイさんに、気になる男性心理を教えてもらいました。
男性が会話の中で「そういえばこの前、ばったり初恋の人に再会してさ~」って話し始めたら何を感じますか?
どうでもいい人なら「へー、そうなんだー」以外の感想しか出てこないけど、これが気になる人だと最強のライバルの登場を予想してしまいますよね。
仮にそれが恋人の発言だと「まじかよ、これ、映画とかドラマだったらわりとヤバい展開だよね」ってなりますよね。なんせ、人生において絶対に1人1回しかできない初恋の相手ですから。
初恋って大人にとっては「ずいぶん前に終わったこと」のはずですが、男性の中には「理想のタイプは初恋の人かな」や「初恋の人だけは忘れられない」と言う人がいます。
今回はなぜか忘れられない特別な存在となる「初恋の人」について、男性の本音を書かせていただきます。
初恋の人が美化されて忘れられないのはなぜ?
初恋の人が忘れられない人になるのには理由があります。「美化」されるのです。
多くの男性の初恋は「頭が良くてピアノが上手な子だった。いつも音楽の時間は彼女の歌に聞き入っていた」とか「日焼けしていて活発な子だった」など、もれなく美しい思い出として語られることが多のですが、それもこれも実際の体験よりも何割増しにも美化されているのです。
では、なぜ初恋は美化されるのでしょうか。2つの理由があります
(1)現実の初恋はダサいから
初恋ってだいたいの方が小学校の高学年か中学生で経験すると思います。
初恋とは当然それまでに経験の無い感情を抱くことなわけです。寝ても覚めてもその人のことを考えてしまう自分に戸惑ってしまったりするのです。「これが初恋というものか」と受け入れることができても何をどうやって自分の好意を伝えればいいのか分からない。
今だったらスマホで検索すればいいのですが、現在アラサーアラフォー世代が初恋をしたであろう約20~25年前はそんな便利なツールは手元にありませんでした。結果、オリジナリティー満載の愛情表現をしてしまったものだったのです。
無論それは思い出せば枕に顔を埋めて叫びたくなるくらい恥ずかしいものだったりするので、思い出を美しく塗り直したくなるのです。
余談ですが、男兄弟しかいない(もしくは一人っ子)の男性は女性に対して免疫が無いため接し方が分からず、女兄弟がいる男性よりも初恋の人へのアプローチはダサくなる傾向があります。
(2)初恋は1回きりだから
2番目の理由は男性に限ったことではありません。初恋って何度もできませんよね。1人1回です。つまり、人生においてたった1人しかいない。それだけで十分ロマンチックなものなのです。
人間としての感受性が高くなる時期、部活や進路のことで悩んだりして人生で初めて色々な壁にぶつかり苦悩する時期でもあります。そんな中、これまで体験したことが無い感情に襲われる。その感情はつらいようでつらくない不思議な感情で、なぜかたった1人の女性のことを考えてしまう。
色んなことに悩みながらも果敢に部活や勉強に挑んでいた時期の初めての恋愛ですから、何をどうやっても美化されてしまうのです。