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女子は見た! まわりで実際にあった「結婚・子育て」している社員への理不尽な対応10

渡辺理絵

法律が変わり、昔より働く男女が『結婚・子育て』しやすくなっているはずの現代。しかし、まだまだ理解のない会社は少なくありません。今回のランキングは働く女子に聞いた「まわりで実際にあった『結婚・子育て』している社員への理不尽な対応」。多くの人が直面する、企業の悪しき体制・習慣とは一体、どんなもの?

●第1位/「時短勤務なのに仕事量が変わらない」……19.9%
○第2位/「妊娠をきっかけに退社を勧められる」……19.0%
●第3位/「結婚や出産すると出世ができなくなる」……14.9%
○第4位/「寿退社を勧められる」……14.5%
●第5位/「『今子どもをつくられると困る』と言われる」……11.8%
○第6位/「男性の育休が阻止される」……11.3%
●第7位/「希望していない部署に飛ばされる」……10.9%
○第8位/「給料が減らされる」……10.4%
●第9位/「パートに降格させられる」……9.9%
○第10位/「育休明けに復職しようとしたら、退社を勧められる」……8.6%
※複数回答式・第11位以下は略。

第1位は19.9%で「時短勤務なのに仕事量が変わらない」でした。短時間勤務制度を利用しても、まったく仕事が減らず困っている人が多いよう。仕事が終わらず、お迎え後に会社に戻ったり、家で仕事をする……なんてケースも。みんなで協力し合いながら、働きやすい環境を作っていきたいですね。

第2位は19.0%で「妊娠をきっかけに退社を勧められる」。直接言われずとも「なんとなく居づらい雰囲気を出される」なんてことも。これは立派なマタニティハラスメント案件。あってはならないことです。

第3位は14.9%で「結婚や出産すると出世ができなくなる」がランクイン。出世に関しては、なにが評価されているのか分かりづらいもの。会社に「結婚や出産が理由ですか?」と聞いても、濁される可能性大。でも、まわりを見ればうすうすみんなもわかってしまいますよね。

自分たちが幸せに生きて行くためだけでなく、次世代の「社会人」を育てていくためにも結婚・子育ては重要なこと。大きな目で見れば、企業のこういった態度は社会全体の不利益になることです。自分たちの子どもが働きに出るころには、こういった問題が改善するように、働きかけていきたいものです。(渡辺理絵)

※画像は本文と関係ありません。

※『マイナビウーマン』にて2015年5月にWebアンケート。有効回答数221件(マイナビウーマン会員:22歳~34歳の働く女性)。

※この記事は2015年06月21日に公開されたものです

渡辺理絵

編集・ライター。ファッションやメイク、恋愛など女性のライフスタイル系をメインに、デジタル系やフード、インタビューまで幅広く活動。小学館や集英社の女性誌や、WEB媒体でのライティングなど精力的に活動中。美大卒の経験を活かし、イラストやプロップ制作もこなす。

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