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女性に聞いた! 世の中の悲惨なことを子どもにどう教える?

ファナティック

テレビをつけると世界中で悲惨な事故や事件が起こっていて、見ているだけでも憂鬱(ゆううつ)な気分になってしまうことってありますよね。でも、それが現実だと認めることも大事。今回は、もし自分の子どもに世の中の悲惨な現状を伝えるとしたらどう伝えたいかを女性たちに聞いてみました。

■現実から目を背けないように

・「戦争や宗教の争いなどを現実を知ってもらいたい。最近ではイスラムなどで怖いことが起こっているので」(32歳/医療・福祉/専門職)

・「事実を伝えるが、未来がないような言い方はしない。ポジティブなことも合わせて伝える。現実を知ることは大切だが、子どものうちからネガティブになりすぎるのもよくないと思うから」(23歳/自動車関連/技術職)

・「ありのままで教えたい。真実を見極めることのできる人間になってほしい」(33歳/不動産/事務系専門職)

・「これが現実だと言いたいです。現実は楽しいことばかりではないということを知ってもらいたいです」(31歳/その他/その他)

悲惨なことが起きているのは事実なので、事実はありのまま伝えたいという女性も多いようです。世界中で戦争や宗教問題などいろいろなことが起こっていて、世の中には苦しんでいる人も大勢いる。でも、子どもが小さい頃からネガティブになりすぎないよう、いい方向に向かうかもしれないというポジティブな意見も同時に伝えてあげた方がいいかもしれませんね。

■自分の境遇が当たり前だと思わないように

・「今生きていることは運がいいことなんだと教える。いつ危ない目に遭うかわからないから」(26歳/その他/その他)

・「私たちの想像のできないような環境で暮らしている人たちもいるということを知らせたい。我慢したり、困っている人を助ける気持ちを持っていてほしいから」(28歳/学校・教育関連/専門職)

・「住む場所があって毎日ご飯が食べられるってすごく幸せなことなんだよって伝えたい。当たり前のことを当たり前と思いたくない」(30歳/建設・土木/事務系専門職)

毎日ご飯が食べられて学校にも通える、そんな自分の境遇が当たり前のことだと思わないでほしいというメッセージを伝えたいという女性も。貧困や飢餓などで自分にとっては日常である生活を送れない人も大勢いることを知って、自分が置かれている環境に感謝する気持ちを持ってほしいということでしょうか。

■自分で善悪の判断ができるように

・「善悪を自分で考えて判断できるような見方をしてほしい。悪いことと定義されているからではなく、きちんと自分の意見を持ってほしいから」(32歳/医療・福祉/専門職)

・「触れる機会を作って一緒にその物事について考える。自分の頭で考えてほしいから」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

・「いろいろなことが起きていても、自分の信じる道を進んでほしい。情報に振り回されすぎないでほしいから」(33歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

・「目に見えなくても、いろいろなことが起こっているんだよと伝えたい。見えるものがすべてだと思うといけないから」(24歳/自動車関連/事務系専門職)

テレビやネットのニュースをうのみにするのではなく、自分自身で考えて善悪の判断ができるように伝えてあげたいという女性もいるようです。たくさんある情報の中から、自分で何が正しいのかを選び取る能力って小さい頃から養っておきたいものですね。

できれば子どもには悲惨なニュースは見せたくないというのも親心でしょうが、真実を避けてばかりはいられないもの。悲惨さだけを伝えるのではなく、子ども自身がどう感じたのかをきちんと聞き出して不安な気持ちを解消してあげるというのも親の務めでしょうね。

(ファナティック)

※『マイナビウーマン』にて2015年6月にWebアンケート。有効回答数142件(22歳~34歳の働く女性)
※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年06月11日に公開されたものです

ファナティック (編集プロダクション)

2011年10月創立の編集プロダクション。マイナビウーマンでは、恋愛やライフスタイル全般の幅広いテーマで、主にアンケートコラム企画を担当、約20名の女性ライターで記事を執筆しています。

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