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【お悩みガールズ白書】管理職に就きたい・就きたくない問題

ジェーン・スー

TBSラジオにて放送中のラジオ番組『ジェーン・スー 相談は踊る』。未婚のプロであるジェーン・スーが、恋バナから人生相談まで、さまざまなお悩みをスパッと解消!

作詞家、コラムニストのジェーン・スーがパーソナリティを務める週末お悩み解消系ラジオ「相談は踊る」(TBSラジオ)。ラジオの放送内容をまとめ再編集した、書籍版『ジェーン・スー 相談は踊る』も現在好評発売中です。今回は、2014年11月15日(土)に放送された相談の中から、マイナビウーマンとのコラボ企画「お悩みガールズ白書」の内容をご紹介。ゲストはTBSアナウンサーの外山惠理さん。働く女性なら一度は考えてしまう、今回のお悩みとは?

◆今回のお悩み

「仕事はそこそこがんばりたいタイプなのですが、もし管理職のポジションの話が来たときに、正直『責任はとれないかも……』と思ってしまう自分もいます。そんな私って、やっぱりダメですか?」(31歳/東京都/商社・卸)

このお悩みに関して、働く女性たちにこんな質問をしてみました。

Q.あなたは、将来チャンスがあれば管理職に就きたいですか?
はい……16.6%
いいえ……83.4%
※マイナビウーマンにて2014年9月にWebアンケート。有効回答数247件(22歳~34歳の働く女性)。

「管理職には就きたくない」と考える女性のほうが多い結果に! これを見て、ジェーン・スーはどう思う?

ジェーン・スー(写真左)と代行MCの外山惠理(写真右)

◆みんな管理職には就きたくない?

ジェーン・スー(以下:ジェーン) いやー。この結果、けっこうショックです。

外山惠理(以下:外山) ショックですか。

ジェーン 将来、チャンスがあれば管理職に「就きたい」という人が16.6%、「就きたくない」という人が83.4%……。

外山 スーさんは、「就きたい」という人のほうが多いと思っていたんですか?

ジェーン いや、「就きたい」という人のほうが多いとは思っていなかったけれど、こんなに差がつくとは思わなかった。おいおいおいおい~っていう。

外山 まぁ、とりあえず「就きたい」って答えることもできますしね。

ジェーン そうですよね。就きたいっていう人の意見としては「収入が上がるから」(30歳/千葉県)とか「稼ぎたいのと、実際に管理職に就ける実力がないとしても、目指すことでモチベーションが上がる」(31歳/千葉県)とか、「年齢を重ねても平社員なのはみじめだし、お金がなくては遊べないし、お金をもらうからには責任を持って仕事をしたい」(27歳/静岡県)とか。あとは、「自分が一般社員で経験してきた悪い部分を改善して、会社に貢献したいと思う」(25歳/岡山県)のような、真面目な回答も。

あとは、これ、本音ですね! 「頭の悪い、要領の悪い上司の下で働くくらいなら自分でどうにかしたい」(24歳/北海道)という意見。これはね、なるほどなーって思う。ホントそうだよね。

で、「就きたくない」派の意見。「今の職場で管理職になっても、メリットがない」(33歳/兵庫県)。これは、まぁ実際、みなし管理職みたいなこともあると思う。給料は大して上がらないのに、責任だけ増えちゃって……っていうこともあるだろうから、そういうところにわざわざ足を突っ込むのはちょっと、っていう気持ちはわかる。わかるんだけど……

たとえば「優柔不断だから決断できない点で管理職としては不適格だし、あと正直責任を負いたくない」(26歳/埼玉県)「人の上に立つことが苦手なのと、リーダーというものの経験がないので」(25歳/新潟県)という意見もあるんです。

もちろん、男性の方でも管理職に就きたくない人は就かなくていいでしょうし、女性の方でも就きたくない人は就かなくていいとは思うんだけれど、ただ、8割以上の人が「(管理職に)就きたくない」ってなると……。

「就きたくない」の理由が「いままで経験がない」なのだとしたら、ちょっと、自分で自分の能力をそんなに低く見積もっちゃダメでしょー! って気持ちになるな。初めて管理職になるまえに管理職になったことがある人なんていないんだし。

>次ページ:管理職に対しネガティブな感情を持つ女性へ、ジェーン・スーがひと言

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