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女らしさに「どうせ……」と、ちゅうちょ! 乗り越えられるこれだけの理由

羽林由鶴

女性自分を「女らしくない」と思っている女性がいます。さらに「女らしくできない」と思っていたりもします。だけどその反面、「男性は女らしい人が好きだ」と思っていたりします。だからこそ、「自分が男性から好かれるはずがない」と思い込んで悲しくなるわけです。そんなふうに考えることが、実は女らしいってことだったりします。

【ひとりは嫌なのに、実は集まりも苦手……無限ループから脱出するためのたったひとつの考え方】

でも、今のままじゃ、相手には伝わりにくいかもしれません。3月4月と新しい出会いの可能性が増える季節。この機会に、今更ながら「女らしいあなた」をデビューさせてみませんか?

■外見

知らない人は外見で「どのような人であるか」を判断します(判断せざるを得ません)。そういう意味でも外見が大事な部分になるのは真実です。髪型やメイク、服、小物などすべてが相手にとってはあなたを知るヒントになります。「女らしいものは私には似合わない……」と思ってれば、女らしいものを避けますよね。おのずと女性らしさとは無縁の自分を作ってしまいます。それは自分で女らしくない自分を表現しているということです。

なので、当然、相手もあなたを女らしくない人だと思うのです。あなたが本当に女らしいとか女らしくないとかはわからないからこそ、目で見えるもので判断するというだけですよ。というわけで、あなたが避けてしまった女らしいものを取り入れれば、簡単に女らしいあなたを表現することができます。当然相手はあなたを女らしい人だと思いますよ。似合う似合わないを自分勝手に決めないでくださいね。

■言葉

言葉は、その人の生き方や考え方を映し出すものです。さばさばしていることが女らしくないというわけではありません。でもわざわざ男っぽい言葉、語尾にする必要はありません。

男性と話をするときに、女らしくしないことで、仲間、友だちであることを強調してはいませんか? まるで男同士のような関係に、自分からしてしまっていることに気づいてくださいね。

女性を意識させないために、必要以上の声の大きさや強さなどになっていませんか? 「私のことを、恋愛対象として見るはずがないから……」と勝手に落ち込まないでくださいね。本当は恋愛対象になりたいと思っているから、恋愛対象になるかどうかを意識するわけですからね。それが女らしいということです。相手にどう思われるかではなく、自分がどう思わせたいかが大事です。

■料理などの家事力

料理や家事ができることが女らしいと思われていたのは、もうずいぶん昔なのだと思います。もちろん料理が得意、家事が得意というのは、悪いことではないですよね。でも今では、男性が料理することは珍しくはありません。むしろモテるために料理をがんばっている男性もいるほどです。家事や育児についても、性別の差というよりも個人の差になりつつあるような気がします。

永遠のパートナーとして生きていくことを考えるなら、料理や家事についても気楽に話し合えればなにも問題ではありません。料理ができないから女らしくないのではありません。大事なのは一緒に生きていくために協力し合えることです。苦手なことをやってストレスをため、病気になったり、文句をいうのではなく、お願いをする(頼む、頼る)ことが女らしいと認められるものです。

勝ち負けで関係性を考えれれば、お願いすることは負けにも見えるかもしれません。時には、負けないようにがんばるかわいさもあるかもしれません。でも勝ち負けを常に意識するようではずっと一緒にいる相手としてはつかれますよ。女らしさは、大事なコミュニケーションのひとつです。

■羽林由鶴からのメッセージ

「女らしくなんてしたくない」とか、「今の自分が好き」という人なら、「女らしい」というようなフレーズに引っかかってストレスを感じたりはしません。ということは、むしろ普通の人以上に「女性」を意識した「女らしい人」であるわけです。「自分には無理」なんて、自分の気持ちを押し殺してしまう癖を取り外すことが大事ですよ。そのためにも、素直に正直に、やってもいいかなぁと思うことを、できそうなときにちょっとだけ試してみることからはじめてみませんか?

(羽林由鶴)

※この記事は2015年03月13日に公開されたものです

羽林由鶴

103kgの恋愛カウンセラー。著書に『なぜか相手がホッとして愛してしまう癒し系の女性になるヒント』(青春出版社)など。最新刊は『あきらめる生き方』(泰文堂)

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