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【イラストコラム】オフィスにはびこる暗黙のバレンタインルール

もうすぐバレンタインデー。いくつになっても2月某日が近づくとそわそわしてしまうのは日本人のサガですよね。お菓子会社の策略がはじまりとて、ここまでくれば文化の域。いっそ祝日にすればいいのに!

さてさて、大人のバレンタインデーは学生時代のようにはいきません。好きな人にチョコ渡す日でしょ? いやいや、アダルトワールドには社交辞令というものがあってだな……。「めんどくさい」では片付けられない暗黙のルールがあるようです。

オフィスにはびこる暗黙のバレンタインルール

オフィスにはびこる暗黙のバレンタインルール

「お菓子作りが好きな先輩が作った試作品を食べて感想を言う日々が本番までの一週間ほど続く」

毎日お菓子を食べられてうれしい! とも思いますが、職場の先輩となると感想を言うのも気を使う。おいしければいいけど、もしまずかったらどう伝えていいのやら。でも先輩、かわいいなぁ。

「お客さんからいただいたお菓子は絶対に食べてはいけない。お局さまへいったん提出し、お局さまがいらないものだけ、あとからもらえる」

恐怖のお局ルール。いや、お局さまだってお菓子を独り占めしたいわけじゃないと思いますけどね。職場にお菓子が氾濫することへの懸念とか、いろいろ考えるところがあるんじゃないの? って……なぜかお局擁護にまわってるけど。こっそり食べちゃえ!

「女子社員みんなでお金を出し合って、新入社員の女子が義理チョコを買いにいき男性に渡す」

これは鉄板っぽいですね。バレンタインチョコは職場の潤滑油。ひとり500円くらいの出費でみんなの心が潤うなら安いもんだ。強制徴収に苦い顔などせず、ホワイトデーに期待いたしましょう。

「男性社員にチョコをあげてもお返しをもらえないので、ひたすらに無視をするという会社ルール」

ホワイトデーに期待しようと思ったら、なんとお返しがないなんて……! 想い人に渡してお返しがないなら涙をのんで納得せざるをえないけれど、義理には義理で返すのがルールでは。そりゃ「もう、あーげないっ」となるのもわかります。

何事も見返りを求めて行動するのはよくないとはわかっていても、バレンタインデーとホワイトデーはセットだもの。ああ、淡い恋心いっぱいに手作りチョコかかえてドキドキしていた遠い昔がなつかしい。よごれちまったかなしみに。

ともあれ、バレンタインデーをビジネスライクにこなしたあとは、たのしいホワイトデーが待ってる(はず)。頼むぜ、倍返し!

文・イラスト MARI MARI MARCH(マリマリマーチ)/OFFICE-SANGA

※この記事は『オフィスにはびこる暗黙のバレンタインルール「全お菓子をお局様にいったん提出」』を再構成しています。

※この記事は2015年02月02日に公開されたものです

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