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最初から好き嫌いがなければママは大助かり!子供の野菜嫌いをつくらないワザ

岡宏美/CaSy

こんにちは!上級食育指導士の岡宏美です。

「お菓子はダメ!」じゃ子供は納得しない!

子供の健康を願うママであれば、誰もが「子供に好き嫌いなく、野菜をたくさん食べてほしい!」と思うものですよね。

子供の嫌いな野菜を克服させようと、細かく刻んで混ぜてみたり、なんとか説得してみたり…、あの手この手を尽くしているママも多いと思います。

でも一度「嫌い!」になったものを食べられるようにするのはとっても大変。

できれば最初から好き嫌いがなければいいのに、と思いませんか?

今日はママを悩ませる子供の野菜嫌いを「つくらない」方法をご紹介します!

どうして子供は野菜が嫌い?

子供が嫌いな野菜といえば、ピーマン、セロリ、ねぎ、トマト…など、苦いもの、辛いもの、酸っぱいものが代表的だと思います。

五味(塩味・甘味・旨味・酸味・苦味)の中で、酸っぱいものは腐っている、苦いものは毒がある、というふうに、人間は酸味や苦味を本能的に危険信号と感じます。

そのため、酸味や苦味は、危険なものと安全なものを見分け、尚かつ安全なものを美味しいと感じる「経験による学習」が必要な味覚です。

また、繊維質の多い野菜は、歯や顎の発育が十分でない子供にとっては食べにくいため、嫌がる場合もあります。

まず大前提として…

子供の野菜嫌い対策において、まずはママやパパも様々な野菜を好き嫌いなく食べるように努力することが大切です。

両親が嫌いなものは必然的に食卓に出てくる機会が少ないため、食べず嫌いにもなりかねません。

そして、一番大切なことは「無理やり食べさせないこと」です。

「食べなきゃダメ!」と無理やり食べさせられて美味しいわけがありません。

また、味自体はそんなに嫌いではなくても、怒られたり、無理やり食べさせられたが故に、嫌な思い出とセットになって味覚が記憶されてしまい、嫌いになってしまうケースもあります。

野菜嫌いをつくらないワザ

ではさっそくご紹介していきます!

・食卓では楽しく、怒らない

まずは「食べる」ことを好きになってもらうこと!

これは授乳中から取り組みましょう。授乳中、離乳食、それぞれ「美味しいね」「上手だね」とたくさん声かけしましょう。

そして普通食になっても、家族揃って食卓につき、楽しい時間にすることが大切です。

食卓で怒ったり、喧嘩したり、恥をかかせることはNGです。

・おもちゃ代わりに野菜を使う

「匂い」は一番脳に残ります。そこで、まずは野菜の匂いに慣れさせておくことが鍵です。離乳食が始まったら野菜で遊ばせてみましょう。

この時、野菜本来の香りが強く、子供が噛んでも安全な、無農薬や有機栽培の野菜を使用することが大切。

子供は香りの強い野菜を嫌いになりがちですが、香りに慣れていれば、拒否反応が出にくくなります。

・様々な食材を経験させる

あまり食べ慣れていないものや、食べたことのないものは嫌いになりやすいため、離乳食から様々な味を経験させましょう。

・市販の離乳食に頼りすぎない

忙しい共働きママにとっては、調理品や半調理品を活用することは当然のことですが、できるだけ離乳食では手作りを心がけたいですね。

調理品だと、濃い味付けになっていたり、野菜本来の味や香りがわかりにくいため、市販の離乳食に入っていたニンジンは食べていたのに、普通食になった途端食べなくなった、というケースもあります。

まとめ

いろいろな味を楽しい記憶と一緒に経験していくことが、好き嫌いをつくらない最大のコツと言えますね!

(岡宏美/家事代行CaSy)

※この記事は2015年01月28日に公開されたものです

岡宏美/CaSy

1983年埼玉県出身。NPO法人日本食育協会認定 上級食育指導士。NPO法人食育の会おむすびころりん正会員。結婚を機に会社を辞め、幼少期より関心のあった食育をライフワークとして取り組み始める。現在は、手作りソーセージの会や常備菜作りの会、まごわやさしいお料理会などを開催し、食育の普及に努めている。家事代行CaSyなどで記事執筆中。

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