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目指せ、大人女子!常識マナー講座「和室での立ち居振る舞い」編

誰かの家におよばれして和室に招かれたとき、とても緊張しますよね。いざとなるとわからなくなることも多い「和のマナー」。そこでこれだけは覚えておきたい、和室での基本の立ち居振る舞い方をご紹介します。

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ふすまの開け閉め

ふすまを開けるときには、まず一枚のふすまの真正面に座ります。ついやってしまいがちなのが、左右にあるふすまのまん中に座ってしまうこと。しかし、ここに座ると両方のふすまを開けなくてはなりません。どちらか片方のふすまの真正面にまずは座りましょう。

ふすまの前に座ったら、引き手に近い方の手で10センチほどふすまを開け、そのまま手を下にすべらせて、床上10センチ程度のところを持ちます。自分の半身が見える程度までふすまを開けたら、反対側の手で自分の体が通れるくらいまでふすまを開きます。

ふすまを開けたら丁寧にあいさつをして部屋に入りましょう。

部屋へ入ったらふすまに近い手で床上10センチ程度のところを持ち、自分の半身が隠れるまで閉めます。その後は引き手に近い手で、同じ場所を閉まる10センチ前まで閉め、引き手に手をかけてぴったりと閉めます。

座布団へあがる前にごあいさつ

部屋へあがったら畳の縁を踏まないようにして移動し、自分の座布団の下座の位置に座ります。そこでごあいさつを済ませて手土産を渡し、相手が座布団を勧めてきたら下座から座布団へにじり上がりましょう。このとき、座布団へ上がる前にごあいさつと手土産を渡すことをお忘れなく。

また立ったままごあいさつをするのはタブーなので気をつけましょう。

手土産の渡し方

座布団の下座の位置へ座ったら、さらに下座の位置に手土産を置きます。風呂敷や紙袋から手土産を出したら正面が自分へ来るよう畳の上に置き、両手をそえて時計まわりに90度まわします。さらに同じように90度まわし、相手に菓子折りの正面がくるように回してから差し出しましょう。

また「つまらないものですが」などの一言を添えるのもお忘れなく。

初めてお伺いする家の場合、洋室へ通されるのか和室へ通されるのかがわからないことも多いもの。和室でのふるまいは、いざというときのためにも覚えておくと安心です。ぜひ普段から自宅で練習してみてくださいね。

※この記事は2015年01月26日に公開されたものです

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