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子どもに安心・安全な野菜を食べさせたい! そんなママが知っておくべきこと

岡宏美/CaSy

こんにちは!上級食育指導士の岡宏美です。

健康で頭のいい子に育つために、知っておきたい「あぶら」の常識!

健康な体作りのために、様々な種類の野菜を摂ることはとても大切。

そのため子育てママは、子供が好き嫌いなく、様々な野菜を食べられるように努力しますよね。

そんな野菜ですが、実は様々な問題を抱えており、ただ食べればOK、というわけでもないのです。


『まずは知っておきたい野菜の問題点』

農薬

安全だと思いがちな国産の野菜。実は日本は農薬の使用量世界一です。

種類によりますが、栽培期間に10~50回ほど農薬散布をするのが普通。

多いものだと60回を超えるものもあります。

残留農薬が特に多いものはセロリ、キュウリ、リンゴ、トマト、大葉、春菊、ピーマン、レタスなど。

ポストハーベスト

輸入の野菜や果物に使用されている、収穫後に吹きかける殺菌剤や防カビ剤のことです。

レモン、オレンジ、バナナ、イチゴ、グレープフルーツ、ジャガイモ、オクラなどに多く使用されており、毒性の強い農薬が高い濃度で残留しています。

F1種

私たちがスーパーで見る野菜は全て、昔ながらの野菜とは異なっています。実は種そのものが違うのです。

農家が自家採種していた昔ながらの種は「固定種」と呼ばれるものですが、今は大量生産用の「F1種」というものが主流。

F1種は人為的に様々な方法で受粉させますが、今問題になっているのが雄性不捻と呼ばれるもの。

これは、遺伝子異常によって受粉できなくなった、不妊の種を使用する方法です。

こういった野菜が、男性不妊症の原因の一つではないかと考えられています。

『少しでも安全に食べる方法』

下処理をきちんとする

・水洗いが大前提
・野菜用の洗剤で洗う
・皮をむく
・加熱する
・キュウリやフキなどの青物は板ずりをする
・キャベツ、白菜、レタスなどは外葉を2枚ほどはがす
・ブロッコリー、ほうれん草、ピーマンなどはゆでこぼす
・アクをとる
・調理の際は浄水を使う(水道水のカルキがミネラルを奪うため)

安全な野菜の購入ルートを探す

有機栽培の証である有機JASマークのついたものや、無農薬のもの、農薬などが通常の半分以下である特別栽培農作物などの野菜が置いてあるスーパーを探してみましょう。

共働きのママには、そういった野菜を取り扱う通販サイトや、宅配してくれる農家さんを探すのがおすすめです。

私も固定種で無農薬栽培している農家さんから定期便で送ってもらっています。

とても便利で安心です!

産地が近いものを選ぶ

産地が近いほど新鮮!

可能であれば生産者の顔が見えるほうが信頼でき、安心ですね。

旬の野菜を買う

旬の野菜は栄養価も高く、成育が早いため、農薬散布が少ない場合があります。

『加工品や外食にも注意!』

共働きの子育てママはなんといっても忙しい!

加工品を使用したり、外食する機会も多いと思います。

時間が経っても変色しないカット野菜や漬け物などは、野菜を薬に浸けて殺菌しており、栄養分も少なく、添加物も含みます。

また、加工サラダなどは多量の脂も含んでいます。

外食のチェーン店ではそのような加工野菜が使用されている場合が多いため、外食時は、原産地を表示しているお店や、厨房がよく見えるお店などを選ぶと安心です。

まとめ

消費者が安さや便利さ、見た目の良さを求めることが、様々な問題を生み出す一因でもあります。

買い物する時は、価格や利便性を重視してしまいがちですが、子供の成長に大切なものだからこそ、少しでもこだわりを持ちたいですね☆

(岡宏美/家事代行CaSy)

※この記事は2015年01月26日に公開されたものです

岡宏美/CaSy

1983年埼玉県出身。NPO法人日本食育協会認定 上級食育指導士。NPO法人食育の会おむすびころりん正会員。結婚を機に会社を辞め、幼少期より関心のあった食育をライフワークとして取り組み始める。現在は、手作りソーセージの会や常備菜作りの会、まごわやさしいお料理会などを開催し、食育の普及に努めている。家事代行CaSyなどで記事執筆中。

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