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わたしなんか「不良品」「ワケあり」「売れ残り」……そのイメージは捨てちゃいましょう

羽林由鶴

すてきな男性に選ばれたい……女性は何歳になっても王子さまに選ばれることを心のどこかでひっそりと夢見ているもの。すてきな男性=王子さまが選ぶのはお姫さま……だけどどうもこのお姫様のイメージと自分が一致しない。そんな違和感に関する相談も少なくありません。

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そもそもあなたは自分のことをどんなふうにイメージしていますか? 実は自分に対するイメージこそが幸せになるかどうかの分かれ道なんです。すてきな男性を遠ざけてしまう秘密がここにありますよ!

■不良品

人として、女性として、壊れていたり、問題がある部分があるような気がする人は、自分をまるで不良品のように扱い、説明(表現)します。本当に壊れていたり、問題があるということではなく、ほかの人はきっともっと完璧なんだと思いこんでいる場合も多いんです。

できないこと、苦手なこと、うまくいかないことなんて誰にでもあるものです。そしてそんなところがむしろ支えたくなったり、愛らしく思えたりする理由やきっかけになることもあるんです。できないこと、苦手なこと、うまくいかないことは、マイナスと思わなくて大丈夫。むしろかわいらしい部分、チャームポイントという理解にしていきましょうね。

■ワケあり

今までの恋愛がうまくいかなかった人、人生がうまくいかなかった人は、失敗した人、傷ついた人という意味で、自分のことを“ワケあり”だと説明します。人として女性としてであれば、ひとつの傷もないピカピカの新品のほうが優れているとは言えないのです。人を磨くのは経験です。経験をしなければ失敗も傷つくこともありません。

つらい目をみたことがないよりも、一度でもそんな経験がある人のほうが、大人になると人に愛されます。もちろん今なお癒えていない傷を抱え、不安定な感情のまま人と向き合えば仲良くなるのは難しいです。でもすっかり癒えてしまえば、未来に暗い影響など出ることはありません。手に入った経験は一生使える財産です。

■売れ残り

結局自分はひとりで、すてきな男性はもちろん、今後一切私を選ぶ人なんていないと思い込んでいる人は、自分を売れ残りと思い込んでいきます。売っているのに売れないことを売れ残りと言うはずなのに、店頭に出ること(人と、特に異性とかかわること)すらしないで売れない売れないと言っているようです。

あなたという存在に気づいてもらえなければ、誰にも必要とされることはありません。誰からも求められないと思っているようですが、誰かに求められるほど近い距離に立つことすらなかっただけではないですか? 売れ残りどころか、売れないと思い込んで、倉庫にしまったまま時間が経っているだけという場合は多いものです。今から新しい商品として、売りだしてみるのはいかがでしょう。意外とすぐに売れてしまうかもしれませんよ。

■そして“オススメ”へ

不良品、ワケあり、売れ残りのイメージを取り去り、まったく別のイメージに変えることは、すてきな男性に選ばれるために必須です。では、どのようなイメージにすればいいのでしょうか? 簡単に言えばあなた自身が自分に対して「私を選びたくなるにちがいない、私を選ぶことはあたりまえ」と思えばいいのです。

あなたは自分のことを、人気の売れ筋商品と思えますか? 人気の売れ筋商品だと思えたら、堂々とお客さまの間に並べ、オススメするでしょう。私たちは、初めて見るものであっても、「人気商品」と書いてあると気になりますよね。いいものかもしれない、便利なのかもしれないと、いいイメージを描いて手に取ります。その結果、それほど興味を持っていなかった人にも見てもらえるきっかけになるのです。あなたがすてきな男性に与えるイメージで、未来は決まります。

■羽林由鶴からのメッセージ

自分の価値を自分から低くする言葉で話をすることを止めましょうね。もったいないですよ。不良品とわかっているものを欲しがる人はいませんよね。それはあなただからではなく、あなたが自分の事を不良品のようにいうからです。

 

(羽林由鶴)

※この記事は2015年01月23日に公開されたものです

羽林由鶴

103kgの恋愛カウンセラー。著書に『なぜか相手がホッとして愛してしまう癒し系の女性になるヒント』(青春出版社)など。最新刊は『あきらめる生き方』(泰文堂)

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