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つら~い花粉症! 薬局でも薬は処方してもらえる?

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薬局で処方はできません

まず、結論から……薬局では花粉症の薬に限らず、薬は「処方」してもらえません。処方薬は、病院、クリニックで受診後に処方箋がないともらえない薬です。ただ、いままで処方薬だったものが、市販薬に変わるということがあります。この数年、処方薬だったアレグラやアレジオンは、要指導医薬品・第一類医薬品となり、処方なしで、薬剤師のいるドラッグストアで購入できるようになりました。要指導医薬品であるアレグラなどの販売に際しては、薬剤師がお客様に服用方法や安全性に関する情報について、文書を用いて説明することが義務付けられています。

早めの花粉症対策をしよう!

冬といえばクリスマスにお正月と楽しい季節でもありますが、ひどい花粉症をお持ちの方のなかには、「そろそろ花粉症に備えて薬を飲みはじめようかな……」など、「冬といえば花粉症対策」という方もいるのではないでしょうか?

最近では、花粉症対策に対する意識は非常に高くなっており、花粉症の季節を快適に過ごすためいろいろな対策を行っている方が増えています。

4つの花粉症対策!

受診にあたり、どのような花粉症対策があるかを知っている方が、医師に相談しやすいかと思いますので「花粉症対策」について事前に知っておきましょう!

1. 花粉を避ける

マスクや花粉用メガネの着用。家に入る前には衣類の花粉を落とし、花粉を家に持ち込まないようにし症状が出にくい環境を作ります。

2. 早めの内服薬開始

花粉の飛散前から予防的に抗アレルギー薬の内服を開始します。花粉が飛び始める3〜4週間前から飲むと効果があるといわれます。アレルギー反応は、一度症状が出るとアレルギーの原因となるアレルゲンに敏感に反応するようになるので早めに薬を服用することで花粉症の発症を遅らせ、シーズン中の症状もより軽くすることができます。

3. 手術療法

アレルギー症状を起こす鼻の粘膜の一部を手術で除去したり、レーザー照射することにより症状を抑える方法です。

4. 減感作療法

低濃度かつ少量のアレルゲンを投与し、少しずつ量を増やしていくことによりアレルゲンへの反応を減少させる治療法です。皮下注射と舌下投与による方法がありますが、舌下減感作療法は2014年10月から保険適応となった新しいものです。

まとめ

試したいと思う花粉症対策がありましたか? そろそろ始まる花粉シーズン。花粉の飛散が少ないことを望みますが、早めの花粉症対策で快適に過ごしたいですね。

(文:40歳女性薬剤師/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.14)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2015年01月22日に公開されたものです

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医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの士業・専門従事者を擁する、総合型の健康Q&Aサービス。2013年8月のサービス提供開始以来、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトのもと、医師だけにとどまらず、専門資格を持つ多様な回答者を増やし、場所や時間を気にすることなく、さまざまな悩みを気軽に相談できるサービスを実現。https://doctors-me.com/

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