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それは言わなくてもいいんじゃない!?妻がイラっとした夫の余計な一言・5つ

斉田直世/CaSy

斉田直世

みなさんこんにちは、恋愛コラムニストの斉田直世です!

夫に進んで家事を手伝わせる魔法の言葉・4つ

仕事に家事、育児と、24時間フル稼働な共働き夫婦の間では、家事分担は欠かせません。妻が何も言わずとも、夫が自ら進んで家事をこなしてくれたとしたら、こんなに嬉しいことはありませんが、現実的には、家事や育児は妻主導で、夫には、「お願いする」「手伝ってもらう」というご家庭が多いようです。

しかも、そのお願いが、すんなり受理されることは稀。周りの奥様たちに話を聞いてみると、その都度返される、夫の余計な一言にイラっとする、という意見が少なくないんですよね。というわけで今回は、そんな、妻を苛立たせる夫の一言を、その裏に隠された真意とともにご紹介したいと思います。

1「いまじゃなきゃだめ?」

「こっちはいま手伝って欲しいから頼んでるのに、こう返されるとイラっとする。テレビやスマホを見ているだけで、いかにも暇そうなのに!」(33才・自営業)

この場合、旦那さんは手伝いたくないわけではなく、あくまでも、自分のタイミングで動きたいだけ。お願いするときは、「○時までに、洗濯物を取り込んで欲しいんだけど、いい?」など、余裕をもってリミットを伝えておくのが良いでしょう。そして、指定したリミットが来るまでは、「そろそろ始めた方がいいんじゃない?」などと急かさないことです。

2「ちょっとゆっくりさせてよ」

「ゆっくりするのはいいけれど、それは手伝いが終わった後にしてよ、と思う」(28才・事務)

こう言われて、「じゃあ手伝わなくていいわよ」と、一蹴してはいけませんよ。【1】同様、旦那さんは、自分のタイミングで手伝いたいのですから、動き出すまで待つ辛抱強さが必要です。どうしても、いまお願いしたいのならば、「終わったら美味しいコーヒー淹れるから、二人でゆっくりしようよ」など、ちょっとしたご褒美を用意して、一緒に片付けるのもひとつの手です。

3「うわぁ、汚ねぇ~!」

「排水口を掃除してくれるのは嬉しいけれど、聞えよがしに、「汚ねぇ~!」とか言わないで欲しい。私へのイヤミにしか聞こえない」(30才・教育関係)

これぞ余計な一言! 手伝うならば、黙々とこなして欲しいものです。しかしこれは、イヤミというより、「こんなに汚いところを頑張って掃除してる俺」アピール。そこは素直に、「すご~い、仕事丁寧~!」「ピカピカにしてくれてありがとう」と褒めてあげれば、本人も満足することでしょう。

4「お皿、洗っといたから」

「恩着せがましく、いちいち報告しなくていい。第一、私は誰に言われずとも毎日やっている」(32才・会社員)

おっしゃる通り、わざわざ報告するのは、感謝して欲しい、褒めて欲しいという「恩着せ」です。ですから、それに対して、「あ、そう」という素っ気ない返答では、「なんだよ、せっかくやってやったのに!」とヘソを曲げてしまいます。「え、本当!? すっごく助かる~!」と、大袈裟に感謝してあげることが、お手伝い継続への第一歩です。

5「ハァ(溜息)」

「手伝いはするけど、溜息をついたり、態度や表情が露骨に嫌そうだったり……ああいうのは、見ているだけでイライラする」(31才・秘書)

最も妻たちを苛立たせたのが、この「無言の抵抗」でした。言葉ではないため、反論もできず、耳にした方の不快指数は急上昇……「溜息」って、何もいいことはありませんよね。お手伝いをお願いするときに、「忙しいところ悪いんだけど」「お疲れのところごめんね」など、一言添えると違うかもしれません。

おわりに

夫の余計な一言の裏には、「俺、超頑張ってる」「もっと褒めて」という欲求が見え隠れしています。「共働きなんだから、分担するのが当然でしょ!」と言いたい気持ちは分かりますが、ここは一つ、「忙しいのにありがとう」「嬉しい」「助かる」など、感謝とねぎらいの言葉をかけてあげてください。何といっても、言葉は無料です。それを糧に、手伝ってもらえれば安いもんだと思いませんか?

(斉田直世/家事代行CaSy)

※この記事は2015年01月21日に公開されたものです

斉田直世/CaSy

作家・イラストレーター。作家雑誌や広告でイラストを描く傍ら、在学中に発表した『現役女子大生キャバ嬢が教える ちょいモテ男になる技術』(2005年幻冬舎刊)にて作家デビュー。お水経験を活かしたエピソードと、男女へのリサーチから導き出された恋愛テクを武器に、作家としての才能も発揮。各メディアで「恋愛アドバイザー」としても活躍。2006年に結婚・出産し、一児の母でもある。著書多数。家事代行CaSyなどで記事執筆中。

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