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温泉で素っ裸になるのは日本人だけ!?「海外はほぼ水着着用」

日本は世界でも有数の「温泉国」です。最近では、世界中からたくさんの観光客が日本の温泉宿を訪れます。でも、その観光客の皆さんの多くは日本の入浴マナーに驚くのです。

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えっ!? みんなで素っ裸なの!?

そんなことは分かって訪問している外国人でも、いざ実際に「素っ裸でみんなで入る」となると躊躇(ちゅうちょ)することが多いようです。

というのは、海外の温泉はほとんど水着着用で入ります。また、いわゆる冷泉も多く、江戸っ子が愛するような「熱いお湯」に入ることはまずありません。

例えば、ヨーロッパで一番有名な温泉保養地はドイツの「バーデン・バーデン」ですが、きちんと水着着用で入ります。他にも、アイスランドの「ブルーラグーン」、イギリスの「バース」なども温泉地として有名ですが、もちろん水着着用です。

温泉で素っ裸になるのは日本人だけ!?

では現在、日本人以外で温泉に素っ裸で入る国民はいないのでしょうか。ローマ帝国の末裔(まつえい)であるイタリア人はどうでしょうか?

驚異の温泉漫画として大ヒットした『テルマエ・ロマエ』の作者・ヤマザキマリ先生のエッセー漫画に、イタリアの義理家族を日本の温泉に招待した際のシーンがあります。それによれば、素っ裸で入ることなど、入浴マナーについて口を酸っぱくして説明しなければならなかったそうです。

同じアジアで、例えば中国はどうでしょうか? 中国人に聞いてみると、現在の中国では浴槽に漬かる文化がないそうです。たいていはシャワーで済まし、体を拭いておしまいだそうです。ですので、やはり日本を訪れ、温泉にみんなで素っ裸で入ることに躊躇する人が多いとか。

最近、日本の温泉宿で中国語で入浴マナーについて書いた貼り紙をすることが増えているというのは、このような風習の違いによるものなのですね。

このように海外を見渡してみると、公衆浴場のように、大きな浴場に素っ裸でみんなで入る温泉文化を持っているのは「日本人だけ」なのでは? と思われますね。

しかし! 「素っ裸上等!」な温泉文化を持つ国があるのです。ただし、日本のようにお湯を張った浴槽の「お風呂」ではありません。サウナ風呂です。そして、その国はフィンランドであります。

フィンランド人はお風呂大好きな人たち!

フィンランドのサウナ風呂はなんと2000年ぐらい前からあるそうで、フィンランド人は、「国民の3人に1人がサウナ風呂を持っている」といわれるほどお風呂好きな人たちです。フィンランドの冬は厳寒ですから、サウナで体を温めることがとても大事なのですね。

このサウナ風呂は、衛生上の理由で水着やタオルの持ち込みが禁止されている場合もあって、フィンランドの人たちは、みんなでサウナ風呂に入るときに素っ裸でも気にしないそうです。また、公衆サウナでは男女別ですが、男女混浴のサウナ風呂もあるそうで、このあたりは日本の温泉と似ていますね。

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2015年01月20日に公開されたものです

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