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気候だけが原因ではない!? その乾燥肌、もしかしたらストレスが原因かも……

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「乾燥肌」の原因って?

肌がごわごわする、粉をふく、洗顔後に顔がつっぱる……。そんな肌の状態が続いているようなら、「乾燥肌」の可能性があります。

乾燥肌とは、肌のバリア機能が低下して、肌内の水分が蒸発している状態です。原因は間違ったスキンケアや偏った食事、生活習慣、紫外線などさまざまなことが考えられますが、実は心因的なストレスが原因になることもあるのです。

ストレスで肌が乾燥するメカニズム

人の身体はストレスにさらされると、血液中のコルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリンなどのホルモン濃度が上昇し、ストレスに対応するように準備をします。すると、さまざまな症状が身体に現れるのです。

コラーゲンやエラスチンの合成が抑えられる

皮膚のハリやキメを整える重要な役割のあるコラーゲンやエラスチン。慢性的にコルチゾール濃度が高い状態が続くと、それらが十分につくられず、肌の乾燥を引き起こします。

ヒアルロン酸の合成が抑えられる

皮膚の水分を保つために必要なヒアルロン酸の合成が抑えられ、シワや乾燥肌がひどくなります。

アドレナリンやノルアドレナリンが活性酸素を作り出す

アドレナリンやノルアドレナリンが皮膚の細胞をはじめとした身体の細胞を傷つける活性酸素を作り出し、肌荒れを引き起こします。

ストレスを軽減し、ビタミンCを摂ろう

ストレスによる乾燥肌を防ぐには、まずはストレスをためないことが大切ですが、ビタミンCを十分に摂るのも効果的です。ビタミンCにはコラーゲンの合成促進作用や活性酸素を消去する作用があり、肌の乾燥を防ぐ重要な働きをするからです。

まとめ

現代の生活で、ストレスを完全になくすのは難しいかもしれません。しかし、適度な運動やリラックスする時間を意識的に取り入れることで、できるだけストレスを少なくし、肌の健康を維持しましょう。

(文:35歳女性内科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.14)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2015年01月20日に公開されたものです

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医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの士業・専門従事者を擁する、総合型の健康Q&Aサービス。2013年8月のサービス提供開始以来、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトのもと、医師だけにとどまらず、専門資格を持つ多様な回答者を増やし、場所や時間を気にすることなく、さまざまな悩みを気軽に相談できるサービスを実現。https://doctors-me.com/

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