『紅の豚』のロマンあふれる名ぜりふたち!―「そういうことはな 人間同士でやんな」ポルコ・ロッソ
1992年に公開されたジブリアニメ『紅の豚』。飛行艇に乗るブタ、ポルコ・ロッソの生きざまを描いた作品です。本作には、数多くの名言や名ぜりふが登場します。今回は、そんな男のロマンあふれる『紅の豚』の名ぜりふたちを紹介します。
●「飛ばねえブタは ただのブタだ」ポルコ・ロッソ
まずこれは外せないでしょう。ジーナから遠回しに空を飛ぶことをやめてほしいと言われたポルコがこう返しました。空を飛ばない自分は自分ではないということでしょうか。
●「いくら心配してもあんたたち飛行艇乗りは、女を桟橋の金具くらいにしか考えてないんでしょ」ジーナ
先ほどの「飛ばねえブタは ただのブタだ」が登場した会話の中での一節。「飛行艇乗りは女性など眼中にない」という意味なのでしょう。でもカーチスなどは女ったらしですよね(笑)。
●「仲間外れをつくっちゃかわいそうだろうが」マンマユート・ボス
冒頭で誘拐を実行したマンマユート団のボスが言った言葉。誘拐という悪いことをしているけどみんな優しい。ジブリらしさあふれるシーンでの一言でした。
●「いいやつはみんな死ぬ、友へ」ポルコ・ロッソ
行方不明の友人の死が証明されたことを聞いたポルコがこうつぶやきました。中盤でも「いいやつは死んだやつらさ」と口にしています。
●「そういうことはな 人間同士でやんな」ポルコ・ロッソ
銀行で賞金を受け取る際に、行員から「愛国債権などをお求めになって民族に貢献されては」と言われたポルコがこう返しました。ウイットに富んだいい返しです。
●「ブタに国も法律もねえよ」ポルコ・ロッソ
「政府が変わって賞金稼ぎも非合法になるのでは」といったニュアンスの言葉を掛けられた際のポルコのせりふ。国なんて自分に関係ないという格好良いせりふですよね。
●「睡眠不足はいい仕事の敵だ。それに、美容にも良くねぇ」ポルコ・ロッソ
徹夜したフィオに対してポルコが言った言葉。こういうことがさらっと言えるのがモテる男の証拠でしょう。
●「俺は、俺の稼ぎでしか飛ばねぇよ」ポルコ・ロッソ
空軍時代の同僚・フェラーリンから「スポンサーをしょって飛ぶしかない時代だ」と言われて、こう返しました。
●「飛んだところでしょせんブタはブタだぜ」フェラーリン
「俺は、俺の稼ぎでしか飛ばねぇよ」と返されたフェラーリンがさらにこう返しました。「飛ばねえブタは ただのブタだ」といい対比になっている言葉ですよね。
●「スパイなんてのはなもっと勤勉な野郎がやることさ」ポルコ・ロッソ
フィオに「スパイなの?」と聞かれたポルコの言葉。まあ不真面目な人間にスパイは務まりませんよね(笑)。
●「古いなじみにあいさつしたんだ」ポルコ・ロッソ
新しい飛行艇を手に入れたポルコが、ジーナの店の近くでアクロバット飛行した後にこう言いました。ジーナに健在ぶりをアピールしたのでしょうね。
●「彼らの一番大事なものは金でも女でもない名誉だって」フィオ
ポルコの新しい飛行艇を壊そうとする空賊たちに向かって、フィオがこう言いました。この言葉で空賊たちの心をつかみ、一躍人気者になりました。
●「心配するな! おふくろの話ではほれるより慣れだってよ」カーチス
結婚を嫌がるフィオに対してカーチスがこう言いました。慣れでどうにかなるものには思えませんが……(笑)。
●「信じる、か……でぇきらいな言葉だがおまえが言うと違って聞こえてくる」ポルコ・ロッソ
カーチスとの賭けに承諾したフィオが、ポルコに「私、ポルコを信じてる」と言い、それに対してポルコがこう返しました。フィオを信頼していることがうかがえるせりふです。
『紅の豚』にはこうした名ぜりふたちが登場します。男性ファンの多い作品ですが、女性が見ても男の生きざまに格好良さを感じるはずです。まだ見たことがないという人は、ぜひ一度ご覧になってみてください!
(中田ボンベ@dcp)
※この記事は2015年01月09日に公開されたものです