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早まらないで! 先輩女子に聞く、同棲のデメリット3つ

森川ほしの/OFFICE-SANGA

彼とはできるだけ長く一緒にいたいですが、忙しく働く女性にとってはなかなか難しい……。そんなときに、ふと頭をよぎるのが「同棲」という言葉ではないでしょうか。大好きな人と一緒に暮らせるなんて夢のようですが、現実はそれほど甘くないようです。今回は同棲経験を持つ先輩女子に、同棲のデメリットを教えてもらいました。

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■ケンカをしても逃げ場がない(カズハさん/32歳/食品)

「それまで実家暮らしをしていた私が、家庭の事情で実家を出ることに。それをきっかけに、彼と同棲をはじめました。同棲までの交際期間は約2年。ときどきケンカもしましたが、それなりに楽しく仲よくやっていました。でも、同棲をはじめると、2人の関係に変化が……」

同棲前ならすぐに仲直りできていたちょっとしたケンカが、なぜか長引くようになったそうです。

「以前はケンカをしてしばらく連絡を取らないでいると、冷静になれたんです。それで、どちらかが折れて連絡し、仲直りできました。でも、同棲していると、ケンカ状態でも毎日顔を合わせることになります。仲直りのきっかけを見つけることが難しく、ケンカがエスカレートするようになってしまいました」

そんなケンカを繰り返すうちに、カズハさんは彼への愛情に自信が持てなくなったといいます。

「最後は、ものすごい大ゲンカの末、彼が家を出ていきました。本当に彼のことが好きだったので、まさかこんな終わり方になるなんて……。同棲する前は、想像もしていませんでした」

同棲せずに結婚して、結婚後にこうなるよりはマシだったともいえるでしょう。ただ、同棲していなければ、彼との幸せな時間がもっと長く続いたかも……。そう考えると、やはり残念ですね。

■失われたキッカケ(アスカさん/34歳/商社)

「私は今、彼氏と一緒に暮らしています。同棲生活は現在8年目。かなり長いです。そもそも、『結婚を前提に』ということで同棲をスタートしたのですが、なぜかここまでズルズルと……」

同棲をはじめる際にはお互いの親にあいさつし、「結婚を前提に」ということで許可をいただいたそう。

「少し前までは、親から『結婚は? いつ?』と言われていましたが、もう親たちもあきれているのでしょう。最近は何も言ってきません。結婚しない理由は特にありませんし、出産のことを考えるとそろそろ……とも思います。でも、キッカケがもうわからないんですよね」

彼は最近、職場での役職が上がり、ますます忙しくなったのだとか。アスカさんも仕事が充実していて、今の生活がとても楽しいそうです。

「私か彼か、どちらかが言い出さないと前に進まないことはわかっています。それでも、ここまでくると、なかなか言い出せなくなってしまって。もしかすると彼はもう結婚願望が薄れているかもしれませんし……。切り出すのが不安だという気持ちもあります」

今の生活が快適だからこそ、「このままでいいのでは?」と思ってしまう。そんなケースもあるようです。結婚を前提に同棲をはじめるなら、結婚までの期限を決めておいたほうがいいかも?

■まだ早いよ!(ウララさん/27歳/自動車関連)

「先日、同棲していた彼氏と別れました。交際2年目で同棲生活をはじめ、彼との生活はうまくいっていました。新婚生活を体験しているようで、楽しかったです」

それなのになぜ、ダメになってしまったのでしょうか?

「原因は、彼氏の親。同棲生活をはじめた途端に、家族のようなつき合いを求められるようになりました。彼のご両親とは同棲前のあいさつで一度お会いし、何かあったときのためにと、お母さんと私は連絡先を交換していました。それがダメだったのかもしれませんね……」

休み前になると、「休日はどうしているの? わが家へ遊びにいらっしゃい!」というメールがひんぱんに届いたそうです。

「どうしても断り切れずに遊びに行くと、必ず結婚や子どもの催促。まるでもう姑です。こちらは同棲をはじめたばかりで、まだ先のことは考えていないのに……。もちろん、彼と結婚したい気持ちはありましたが、もう少し先でいいと思っていたんです。それをあまりにせかされるので、次第に嫌になってきました」

がまんできなくなったアスカさんが同棲解消を申し出て、そのまま破局となったそうです。お母さんは、息子にお嫁さんのような人ができて、うれしかったのかもしれませんね。

今まさに、彼氏との同棲を検討しているという女性もいるでしょう。同棲生活にはメリットもありますが、今回紹介したようなデメリットも少なくはありません。楽しい同棲生活を送りたいなら、デメリットともしっかり向き合っておいたほうがよさそうです。

※画像は本文と関係ありません

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)

※この記事は2015年01月08日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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