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ひとりは嫌なのに、実は集まりも苦手……無限ループから脱出するためのたったひとつの考え方

羽林由鶴

クリスマスが終わっても、忘年会や仕事納めのお疲れさま会、親戚の集まりに新年会とイベントはめじろ押し。確かにひとりぼっちは寂しいけれど、正直言って集まりも苦手。恋愛対象になりそうな人がいないなら参加する意味も見いだせない。だけど知らない人と会うっていうのもなんだか怖い。結局、恋愛対象になりそうな人との出会いにも気後れしてしまう。このままじゃ結局ひとりのまま……。がんばって何かしなきゃと思うのだけど……って、思い悩んでいるなんてもったいないですよ。

■まずは気楽にいきたいところに行けるようになる練習

行きたいところに行けたら、そこには新しい出会いも当然あるはずです。そして誰かに会うことが目的ではなく、行きたいところに行くことが目的なので、出会いばかりを意識して出かける前から気が重くなりがちな心をちょっぴりだけ気楽にすることができます。

ここで見落としがちな大事なポイントは、「行きたいところ」ってどこ? 行きたいところがある人は、まずはそこに行くことを試してみてほしいんです。誰かと仲よくしなきゃと気合を入れなければ、きっと楽しめます。なにしろ行きたいと思っていたところですから。行きたいところがない人は、とりあえず行ってみるという練習ができません。行きたいところってどこかを想像することからスタートです。

■最初は誰でも居心地は最高とはいえないもの

どんなに行きたいところであっても、最初から居心地がいいというわけにはなかなか行きません。それは社交的に見える人でも一緒です。なので最初から最高の居心地のよさを求めることをあきらめてほしいのです。そうしないと、一瞬にして今日という日を後悔し、二度とこういう目に遭わないように、知らないところには興味があっても出かけないと固く心に誓ってしまいますからね。

居心地の悪さのほとんどは、慣れによって解消されていきますよ。時間や回数が必要ということです。今居心地がいいと思うところがある人は、そこに最初に行ったときのことを思い出せばわかりやすいと思いますよ。最初は緊張もしたでしょうし、勝手がわからず不安もあったでしょう。だから最初に居心地が悪くても当然なんです。

■結局慣れは重要

どんな人とのかかわりも、やることといったら、最初のうちほどだいたい似たような感じです。だから練習になります。ちがう場所に行っても、前の練習が生かせます。もちろん相手は変わります。ひとりとして同じ人間はいません。でもやればやるほどわかるはずです。結局はそれほど大きなちがいがないことを。新しい場所に行くことになれると、行きたいところに行くことにちゅうちょしなくなります。その結果いろいろな人と出会い、かかわることへの緊張や不安も減ります。少し心に余裕が生まれたら、居心地の悪さを感じる時間が減りますよ。

■居場所は自分で作るもの

あなたが特別な問題を抱えているわけじゃないんですよ。「人見知りだから」「自信がないので……」「今までやってこなかったから」などとうまくいかない理由を見つけて、うまくいかない根拠にしてしまうのはもうやめにしましょうね。実はあなただけがうまくいかないわけではないんです。実は誰でも最初は居心地が悪いものです。大人なので、居心地の悪さを隠し、平気そうな顔をしているだけですよ。居心地の悪さが気になるなら、声を出しましょう。声を出させましょう。要するに簡単なあいさつを交わしたり、ちょっとした会話ができるとずいぶん楽になります。

■羽林由鶴からのメッセージ

ひとりが嫌ということは、誰かと一緒にいるということです。でもこの誰かは、誰でもいいわけではないから困るのですよね。「ほっとできる相手と」「ありのままの自分を受け止めてくれる人と」一緒にいたいという女性は多いです。でも残念ですが、「ほっとできる相手」「ありのままの自分を受け止めてくれる人」は最初から存在しないんですよ、居心地がいい人と一緒にいたいなら、居心地のいい関係を作りましょう。そのためにもいろいろな人と出会う練習からスタートです。

 

(羽林由鶴)

※この記事は2015年01月05日に公開されたものです

羽林由鶴

103kgの恋愛カウンセラー。著書に『なぜか相手がホッとして愛してしまう癒し系の女性になるヒント』(青春出版社)など。最新刊は『あきらめる生き方』(泰文堂)

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