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アップルでもうまくいかないことが!失敗した!?製品5つ

アップル社といえば、今では『iPhone』『iMac』を擁する先進的な会社ということになっていますが、過去にはいろんなトライアルを行っていました。中には、今から振り返って「?」と思うようなユニークな製品もあります。

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今回は、そのような知られざるアップル製品についてご紹介します。

アップルのデジカメ!? 『Apple QuickTake』

「アップルがかつてデジタルカメラを販売していた」というと、驚く人がいるのではないでしょうか。最初に登場したのは1994年、『QuickTake 100』という機種で、価格は749ドルでした。

『QuickTake 150』『QuickTake 200』と後継機種が登場しましたが、あまりヒットしませんでした。1997年に、スティーブ・ジョブズがアップルに復帰。アップルはデジタルカメラ事業から撤退しました。

早すぎた! 『Apple Newton』

早すぎた! デカすぎた! というアップル製品がこれ。世界初のPDA(携帯情報端末)として1993年に登場しました。手書き入力に対応した液晶パネルを備え、単3乾電池4本で稼働しました。価格は最も下位モデル『Newton MessagePad 100』で699ドルでした。

現在の『iPhone』やタブレットPCに通じるコンセプトの製品でしたが、いくら何でも早すぎました。また、重く、とてもポケットに収まるようなサイズではなかった(118.7×210.3×27.5mm)ため、PDAとしてあまり評価されませんでした。

20周年記念だけど高くない!? 『Twentieth Anniversary Macintosh』

まだパソコンのMacにiが付く前の製品です。これはアップルの創業20周年を記念して作られた、開発コードネームが「スパルタカス」というMacです。キーボードのパームレストが革張り(!)など、いろいろぜいたくな仕様で、価格は7,499ドルでした。

世界限定12,000台、生産数がその数に達したら金型を廃棄する! と発表されたのですが、在庫がだぶついたのでしょうか、最後は1,995ドルで販売されました。現在では骨董(こっとう)的価値が付いていますが、完動品でもさすがに7,499ドルを超えることはないようです。

合体Mac? 『Macintosh PowerBook Duo』

Macのノート型機の中でも特に変わったマシンが1992年に登場したこれです。ノート型マシンを閉じた形で、「DuoDock(デュオドック)」と呼ばれるドッキングステーションのスロットに差し込むと、デスクトップマシンの出来上がり! という合体可能Macなのです。

オフィスでは、DuoDockにモニター、マウスを接続してデスクトップ型Macとして使い、いざというときはスロットから抜いて、ノート型Macとして持ち運ぶという使い方ができるわけです。大変にユニークなマシンでしたが、市場の評価はもうひとつでした。

ゲーム機の中身はMac!? 『Pippin』

アップル社製のゲーム機があったといったら驚きますか? 中身はほとんどMacというゲーム機がかつてありました。それが『Pippin(ピピン)』というマシンです。このマシンの中身は、当時発売されていたパソコンのMacとほとんど同じで、OSにもMac OS7.5.x互換のものが使われていたのです。

アメリカでは「Apple Bandai Pippin」として知られています。日本では、バンダイから『ピピンアットマーク』の名前で1996年3月に発売されました。残念ながらセールス的にはうまくいきませんでした。

いかがだったでしょうか? 知っている製品はありましたか? 連戦連勝を続けているように思えるアップル社でも、過去にはこのようなセールス的にうまくいかなかったという製品をリリースしているのです。でも、このようなユニークな製品を出すことができるというのも、アップル社らしいといえるのではないでしょうか?

<<写真クレジット>>
Apple QuickTake(C)Eduort
Apple Newton(C)Rama & Musee Bolo
Twentieth Anniversary Macintosh(C)Morn
Macintosh PowerBook Duo(C)Dpaanlka
Apple Bandai Pippin(C)Evan-Amos

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2015年01月03日に公開されたものです

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