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段取り上手になるために、知っておく「○の目」とは?

「私って段取りが下手くそだな……」とへこんでしまったときは、物の見方を変えるチャンス。ぜひ「○の目」を意識しながら段取りを組む訓練をしてみてください。きっといつの間にか段取り上手に変身しているかも?

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段取りが下手な人にありがちなこと

段取りが下手な人にありがちなことが、ひとつの仕事にかける時間と仕事が完成するまでに必要な工程とを把握できていないということ。逆に言えば、この時間と工程との関係だけを把握すれば、段取りがかなり上手になると言えます。

この時間と工程との関係を把握するのに役立つのが「3つの○の目」を意識すること。「3つの○の目」とは、「鳥の目」「虫の目」「魚の目」。段取りを組むときには、ぜひこの3つの目を意識してみてください。

まずはひとつの仕事にかかる時間と全工程を「鳥の目」で

「鳥の目」とは全体像を俯瞰(ふかん)的に見る目のことです。段取りを組むときは、まず鳥の目でひとつの仕事が完成に至るまでの時間と、完成までに至る全工程を俯瞰(ふかん)的な視線で見ること。その上で1工程にかける時間を大まかに配分していきます。

時間と全工程を把握したら、「虫の目」でチェック

「虫の目」とは細かい部分に焦点を当てて、ミクロな目で物事を見る目のことです。大ざっぱに1工程ごとにかける時間を割り振りしたら、虫の目でチェックし、細かいスケジュールを組んでいきます。例えば鳥の目で一カ月のスケジュールを組んだら、虫の目で一日のスケジュールや、その日にこなすタスクを整理していきます。

最後は「魚の目」を持ちつつ、実践あるのみ!

最後に必要なのは「魚の目」。これは水の中を泳ぐ魚のように、流れを意識して見る目のこと。鳥の目と虫の目で組んだ段取りが、予定どおりこなせているか、工程が自分の組んだ段取り通りに進んでいるかを、実際に見て実践しながら魚の目でチェックしていきます。

もし予定通り進まなかったら、再び鳥の目に戻って全工程と時間を見直し、次に虫の目になって細かいスケジュールを組み直し、もう一度魚の目に戻って実際の流れを確認します。この繰り返しをすれば段取りを組むのがかなり上手になるはずです。

段取りがうまい人とヘタな人の差は、実は「3つの目」を意識しているかどうかの違いでしかなかったりします。ぜひ自分は段取りが悪い……とへこんだときは、自分の仕事を「3つの○の目」を意識しながら見直してみてください。

案外簡単に段取り上手になれるかもしれません。

※この記事は2015年01月02日に公開されたものです

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