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ヤセ体質を改善したい! 適正体重になるためのボディ改善策

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■まずは自分の適正体重を算出しよう

みなさんは自分の「適正体重」をご存じでしょうか? この適正体重は、自分の身長から計算することができます。

適正体重=身長(m)×身長(m)×22

自分の適正体重がわかったところで、次に自分のBMI (Body Mass Index)を計算して、今の自分の体重がやせすぎなのか、もしくは太りすぎなのかを調べてみましょう。

BMI値=体重(kg)÷[身長(m)×身長(m)]

いかがでしたか? 次にこの結果を日本肥満学会における肥満を判定する基準に当てはめてみましょう。

低体重:BMI18.5未満
普通体重:BMI18.5以上~25未満
肥満体重:BMI25以上

一般的に、BMI値が25を超えると肥満の危険信号といわれています。肥満は動脈硬化や高血圧、糖尿病、脳心血管疾患などのさまざまなリスクファクターとなります。一方、BMI値が18.5以下のヤセすぎの人も、長期的な予後をみるとあまりよくないという最近の研究結果があります。健康寿命が一番長いのが、適正体重の人たちであるというわけです。

では、ヤセ体質を改善して適正体重にするために、どのようなことに気をつければいいのかを、一緒にみていきましょう。

■適正体重になるための2つのステップ

ステップ1 1日3食しっかりバランスよく食べる
朝、時間がないからと朝食を抜いたり、夜遅いからと夕食を食べないなど、食事をスキップしてしまう人が目立ちますが、毎食きちんと食べることは、体を動かす大切なエネルギーとして必要です。とはいえ、菓子パンやスナック菓子を食事代わりにすると、たちまち肌荒れや生活習慣病の元となってしまいます。ご飯やパンなどの炭水化物と、お肉・魚のタンパク質、野菜や果物でビタミン補給をして、体の内側から健康的になりましょう。

ステップ2 無酸素運動を取り入れて筋力アップを
長距離ランニングなどの有酸素運動は、健康増進にいい習慣ですが、栄養の少ない状態で長時間走っていると、体はエネルギー産生を行うために、大切な筋肉を分解してエネルギーを作りだそうとします。すると、筋肉の少ないガリガリな体になってしまいます。そうならないためにも、無酸素運動を取り入れて筋力アップを目指しましょう。無酸素運動には、筋力トレーニング(スクワット・腕立て伏せ・腹筋など)や短距離走などがあります。

■まとめ

いくら太りたいからと、甘い物やジャンクフードを毎食食べたり、就寝前にたくさん食べてすぐに寝るなど、不健康な方法はNG。これらは胃腸に負担をかけ、過剰に摂取した脂質や糖質は血液の流れを悪くして病気につながるからです。食生活と運動に気を付けて、健康的でキレイな体作りを目指してがんばりましょう。

(文:37歳女性内科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.07)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2014年12月30日に公開されたものです

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医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの士業・専門従事者を擁する、総合型の健康Q&Aサービス。2013年8月のサービス提供開始以来、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトのもと、医師だけにとどまらず、専門資格を持つ多様な回答者を増やし、場所や時間を気にすることなく、さまざまな悩みを気軽に相談できるサービスを実現。https://doctors-me.com/

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