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これを押さえておけば、相手の言いたいことが分かる!「3WHAT・3W・1H」とは?

「きちんと集中して話を聞いているはずなのに、気付くと話の内容がよく分からなくなっている」そんなことってありませんか? そういう人は、相手の話を一から十まですべて頭に入れようとしているのかもしれません。話している内容のポイントを拾うことにより、相手の立場を確認し、きちんと理解することができるのです。

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では、そのポイントとは、どういう点なのでしょうか?

これを押さえておけば、相手の言いたいことが分かる!

「3WHAT・3W・1H」という言葉を知っていますか? 「見たことはあるけど、意味はよく知らない」という人が多いかもしれません。これは、話している内容のどこに注目すれば、相手の立場、主張が理解できるかを示した言葉です。

「3WHAT」は「どういう意味なのか(定義)」「なにが起こっているのか(現象)」「これからどうなるのか(結果)」、「3W」は「なぜ(理由・根拠)」「どこで(地理的状況)」「いつ(歴史的状況)」、「1H」は「どうすればいいか(対策)」を指しています。

「3WHAT・3W・1H」を使ってみよう

以上のことを踏まえて、まず相手の話の内容から、「3WHAT」を拾います。たとえば、「日本人の米食離れ」が話題になったとします。「3WHAT」は「本来国民食ともいえる米を食べる習慣が減っている(定義)」「さまざまな食文化が発展したため、選択の多様化(現象)」「米農家が廃業の危機(結果)」などいうことが語られるでしょう。

このような点を意識し、次に、「なぜ米の消費量が減るのか」「どの地域で特にその現象が見られるのか」「いつ頃から、その傾向があるのか」を頭の中で整理しましょう。その答えがまとまったら「どうすればそれを打開できるのか」を考えてみます。

そうすれば、相手の言っていることの内容を理解し、質問、提案をすることが以前より楽にできることでしょう。

理路整然と話してくれる相手ならば、聞いている側も内容をしっかり理解できますが、ビジネスの場面といえど、それをできない人もいます。分かりにくい内容の話、説明を聞くときは、ぜひこの「3WHAT・3W・1H」を意識して耳を傾けてみてください。

※この記事は2014年12月28日に公開されたものです

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