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衆議院だけ議員の椅子の下に防災ずきんがあるの?「天井がステンドグラスのため」

国会議員は衆議院と参議院の2つに分かれていることはみなさんもご存知のはずです。さて、そのうち衆議院の議員の椅子の下には、防災ずきんが収納されているのはご存じでしょうか?なぜ衆議院のみ防災ずきんがあるのでしょう。

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衆議院の防災ずきんの意味

衆議院本会議場の椅子の中に防災ずきんが入っている理由は、至ってシンプルです。実は天井がステンドグラスになっており、万が一地震が東京に起きたとき、ステンドグラスの破片が頭から振ってくる可能性があるからです。

天井がステンドグラスなのは明かり取りも兼ねているからだそうです。

参議院には防災ずきんはないの?

では、参議院本会議場には防災ずきんはないのでしょうか? 答えは、備え付けられておりません。参議院本会議場の天井にもステンドグラスが使われておりますが、参議院の事務局では「安全上問題ない」という判断が下されております。

従って、防災ずきんは備え付けられてないのです。この辺は衆議院事務局、参議院事務局それぞれの判断で決めたことのため、似たような作りのはずなのにこのような差異が起きているのだとか。

衆議院と参議院の本会議場あれこれ

さて、このように違う衆議院と参議院の本会議場。他にも違うところはあるのでしょうか? 衆院員本会議場には演題があり、手すりもありますが、参議院本会議場には演題や手すりはありません。代わりに白カーテンがあります。

また、衆議院は札による投票を行っていますが、参議院は押しボタン投票が可能になっています。ただし、押しボタンが壊れたときのために、札による投票も準備されています。

中を見てみたい!

そんな国会議事堂ですが、参議院については本会議開催中でなければ、平日だれでも見学できます。傍聴席や皇族室まで見学できてしまいます。しかし、衆議院は国会議員の紹介などがないと見学はできません。一般庶民の私たちは、本当に議員の椅子の下に防災ずきんがあるかどうか、この目で確認するのは難しいのでした。

政治についてあまり興味のないあなたも、細かい違いがあると思うとちょっとは興味が出てきませんか? これを機会に国会中継なども注目してみましょう。面白い発見ができるかもしれません。

※この記事は2014年12月25日に公開されたものです

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