お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

働くママが職場でうまくやっていくにはどうすればいい? 「人の嫌がる仕事も積極的に引きうける」「後輩を育てておく」

中澤美紀子/OFFICE-SANGA

急に子どもの具合が悪くなって、仕事をほかの人に代わってもらうなど、小さなトラブルと背中合わせで働いているママたち。時には肩身が狭い思いをすることもあります。でも、なんとか子育てをしながら働き続けたいという場合、どのようなことを心がければいいのでしょうか。働く女性に聞いてみました。

■良好な人間関係をつくっておく

・「急に子どもの病気で休んでも極力迷惑をかけないように、普段から仕事を前倒ししておく。独身の女性や子どものいない女性社員の人とは、なるべく子どもの話をしない」(33歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

・「人の嫌がる仕事も積極的に引きうけてやり遂げる。普段がしっかりしていたら、フォローもしようという気持ちになれるから。いつもダラダラと嫌なことは他人任せの人は、職場の人全員から嫌われていたし、フォローも雑にされていたから」(31歳/医療・福祉/専門職)

・「子どもの用事で急に仕事から抜けても、代わりにできる同僚や後輩を育てておくことが重要」(33歳/その他/秘書・アシスタント職)

・「自分がやるべきことはしっかりやる。誰かの助けが必要なときは、素直にお願いする」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

どんな理由であっても、急に仕事を休むと周囲に迷惑をかけてしまいます。でも、それが最小限で済むように日頃から注意して作業をしている女性であれば、寛大な目で見てもらえるでしょう。

■きちんと働けるように環境をととのえる

・「同じように働くママ、もしくは働きながらママをやっていた人が多い職場がいいと思う」(28歳/その他)

・「祖父母など子どもの面倒を見てくれる人がいること。特に未満児を持つママは子どもの具合が悪くなる確率が高く、それで休まれると結局しわ寄せがくるのでそれが嫌です。働くママが原因で、自分が急に異動した経験があるのが一番の原因でしょうけど」(22歳/医療・福祉/専門職)

・「子どもを理由にひんぱんに休むとブーイングをうけるので、ある程度は子どもを誰かに預けていくしかない」(32歳/医薬品・化粧品/専門職)

・「夫+αの親族のサポート」(30歳/学校・教育関連/事務系専門職)

子どもの預け先を確保するほか、働くママに理解のある職場に転職するのもひとつの方法。環境がととのえっていると安心して仕事に打ち込めます。

■家庭と仕事を混同しない

・「家庭の事情を仕事に持ち込まない。子どもの話題ばかりしない」(27歳/医療・福祉/技術職)

・「『子どもがいるのだから仕方ない』と自分から言ったり、雰囲気を出してはいけない。まわりに『仕方ないよね』と思ってもらえるような動き方をすること」(31歳/その他/事務系専門職)

・「あまり休まない。子どもを言い訳にしない」(31歳/情報・IT/技術職)

仕事とプライベートの区切りはやはり必要なようです。

■こんな厳しい意見も……

・「絶対、子どもを優先するからうまくいかない」(33歳/医療・福祉/専門職)

・「子持ちゆえに周りに迷惑をかけていると自覚すること。できる限りのことを一生懸命やっている人には自然と周りからフォローが入るが、『子持ちだから当然!』という感じで休んだりする人は評判が悪い」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)

子どもがいることを堂々と免罪符にすると反感をかうことも。迷惑だと感じる人がいることも忘れないようにしたいですね。

子育てしながら働くのは大変ですが、それをフォローする周囲も巻き込んでしまうことを自覚することが仕事と子育てを両立させる秘けつ。感謝の気持ちを言葉など目に見える形でハッキリ示しておけば、相手の気持ちがやわらぐでしょう。「子供がいるから仕方ない」という態度では、受け入れてもらえないことが多いので気をつけたいですね。

(中澤美紀子/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2014年11月にWebアンケート。有効回答数244件(22~34歳の働く女性)
※画像は本文と関係ありません

※この記事は2014年12月18日に公開されたものです

中澤美紀子/OFFICE-SANGA

普段、足を運ぶのは店や文化施設などひたすら「屋根のある場所」! 年々戸外の空気から遠ざかり、濃密な屋内時間を過ごしているモノ書き女。

この著者の記事一覧 

SHARE