心太に雪花菜、あの食材の「漢字」を知っていますか?
私たちが普段何げなく目にしていたり手にしている野菜や果物でも、漢字で書くと「全く読めない」というものが実は多くあったりします。例えば、果物だと「桜桃」はどう読むのか分かりますか? 正解は「さくらんぼ」。
【ヘンな漢字の由来「人という漢字は二人ではなく一人の形から成り立っている」】
意外と読めない人が多いと思います。今回は、こうした身近な食材を漢字で書くとどうなるのか、ご紹介します。
全部読めたら漢字博士?
●檬果⇒マンゴー
ねっとりとした甘みが楽しめるマンゴーは漢字では「檬果」と書きます。他にも「芒果」という漢字表記もあります。
●万寿果⇒パパイア
南国のフルーツのパパイアは「万寿果」という漢字です。他には「蕃瓜樹」という表記もあるのだとか。初見だとまず読めませんね。
●甘蕉⇒バナナ
身近なフルーツの代表ともいえるバナナ。漢字で書くと「甘蕉」となります。
●菠薐草⇒ホウレンソウ
おひたしや炒め物にもってこいのホウレンソウですが、漢字で書くとこんなに難しくなるのですね。
●糸瓜⇒ヘチマ
スイカの「西瓜」、カボチャの「南瓜」など、瓜科の植物は「瓜」と付くようです。
●青梗菜⇒チンゲンサイ
中華料理店のメニューなどで、こう書かれていることもありますね。
●石刀柏⇒アスパラガス
アスパラガスを漢字で書くとこうなります。「刀」とはまた物騒な(笑)。
●和蘭芹⇒パセリ
付け合わせの定番ですが残されることも多いパセリ。和名は「オランダゼリ」なのでこういう表記になります。
●花椰菜⇒カリフラワー
カリフラワーは漢字にすると「花椰菜」。こちらも和名の「ハナヤサイ」の当て字になります。
●芽花椰菜⇒ブロッコリー
カリフラワーは「花椰菜」ですが、ブロッコリーは一文字が追加されて「芽花椰菜」です。こちらも「メハナヤサイ」という和名の当て字です。
●鹿尾菜⇒ひじき
ひじきは漢字ではこう書きます。これは読める人が少ないでしょう。
●水雲⇒もずく
もずくは漢字では「水雲」、そして「藻付」とも表記します。
●心太⇒ところてん
一説によると、かつてところてんは「こころぶと、こころふと」と呼ばれていたので、こうした漢字が当てられたのだとか。
●雪花菜⇒おから
卯の花とも呼ばれているおから。関西では「雪花菜」と書いて「きらず」とも読むそうです。
●薯蕷⇒とろろ
とろろは漢字にするとこうなります。トロロイモは「薯蕷芋」となります。
身近な野菜や果物、食材でも漢字にするととたんに読みづらくなりますね。皆さんはいくつ読めましたか?
(中田ボンベ@dcp)
※この記事は2014年12月17日に公開されたものです