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「税」に次いで多かった漢字は「熱」2014年の世相を表す「2014年の漢字」ベスト10

2014年 今年の漢字

日本漢字能力検定協会は2014年11月1日~12月5日まで、「2014年の世相を表す漢字」の一字を全国から募集していた。応募された16万7,613票の中から、最も多く寄せられた漢字「税」(8,679票)を「2014年の漢字」として発表した。

【「2014年の漢字」20周年記念『漢字が表す20年の世相展』開催】

同協会によると、応募者が「税」を選んだ理由は2つに分けられるという。一つ目は、17年ぶりに消費税が引き上げられ、『税』について考えさせられたこと。応募者からは「3%から5%に、そして8%に。ひしひしと税の厳しさを知った」「必要であるのはわかっているが、増税で家計が苦しい」「ずっしりと負担を感じる」などのコメントが寄せられた。

二つ目は、「税」に関わる話題が政財界で多く取りざたされたこと。「消費税5%→8%に増税されGDP低下を招いた」「国会議員の政治資金の私的着服等、税にまつわる問題が多く出てきた」「消費税引き上げ時期の延期に伴う解散総選挙と、税のあり方が様々な分野に影響を与えた」という意見が寄せられた。

「税」に次いで多かった漢字は「熱」(6,007票)だった。サッカーワールドカップやソチ五輪の熱い応援、テニスの錦織圭選手の熱戦のほか、エボラ出血熱、デング熱といった疫病を挙げる人も見られた。3位は「嘘」(5,979票)で、STAP細胞が確認されなかったことや障害者を装った音楽家の嘘が理由として挙げられている。

以下、「災」(5,830票)、「雪」(5,474票)、「泣」(3,050票)、「噴」(2,984票)、「増」(2,689票)、「偽」(2,543票)、「妖」(2,327票)と続いている。

なお、2014年は「2014年の漢字」20周年を記念し、12月26日まで清水寺「経堂」にて、「漢字が表す20年の世相展」を開催している。2014年の「税」も同展に追加し展示するという。

(エボル)

※この記事は2014年12月13日に公開されたものです

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