アドレス帳やSNSを眺めて誰がいいか……なんて、クリスマスにどうしても誰かと過ごしたい人へ

「クリぼっち（クリスマスにひとりぼっち）なんて、絶対に耐えられない！」とはいえ、今もスケジュール帳は白紙のまま。残り時間もあとわずかなのに、声をかける人すら見つからない。たしか去年も一昨年もこんなかんじで、「来年こそは……」と心に誓ったはずなのに……。

こんなふうに思い悩み焦っている大人の女性が、この日本にはたくさんいます。あなたもそのひとりではないですか？　この焦りから思わぬ行動に走ってしまって、その後の未来にもマイナスの影響を与えてしまってはもったいないですよ。クリスマスのプレッシャーから、あなたもやろうとしていませんか？　こんな行動に要注意です。

クリスマスを過ごす相手を探す

携帯やSNSなどで、連絡先を眺め、このなかで誰がいいか……なんて、クリスマスに過ごす相手を何とかして探そうとしていませんか？　今までもかかわりがある人ならまだしも、顔すらはっきりとは思い出せない、ただ登録がある人、つながっているだけの人までも、クリスマスを過ごす相手というターゲットになっていたりして。

かたっぱしから連絡しても全員に断られてしまうこともあります。でももっと残念なのは、よくわからない人と無理してまで一緒に過ごすこと。クリスマスの日に、顔すら思い出せない関係なのに会いに来る人は、あなたと同じように、誰かとクリスマスを過ごしたいだけの人です。あなたがその人でなくてもいいように、相手もあなたでなくてもいいという関係です。

クリぼっちよりはマシ……そんなふうに思っている2人が、孤独をまぎらわすためにクリスマスの日を一緒に過ごすだけ。今までのかかわりが薄ければ、会話にさえも困ってしまいます。まわりの仲のいいカップルを見て、ますますうらやましくなったり、悲しくなったりする可能性もあるので要注意。

これからもかかわりたい人ですか？

今年のクリスマスは間もなく終わります。そしてまた来年もクリスマスがやってきます。今年のクリスマスを一緒に過ごした人と、来年のクリスマスも一緒に過ごせるかといえば、それはわかりません。ということは、このままでは毎年クリスマスを過ごす相手を探さなければいけないことになります。でもこれって変ではないですか？

クリスマスを楽しく過ごすことよりも大事なのは、これからの未来をずっと楽しく過ごすことですよね。とういうことは、未来を楽しく過ごしている相手と、これから先のクリスマスを一緒に過ごせたら、一年中いつでも幸せだということです。クリスマスのことばかり考えて、こんな当たり前のことを見落としていませんか？　これからもかかわりたい人になる。これからもかかわりたいと思われる人になる。本末転倒にならないように要注意。

2人で過ごすことにこだわりすぎると

クリぼっちが嫌な人の多くは、異性との特別な2人のクリスマスにあこがれています。でもクリスマスの日に特別な関係をつくろうとすればするほど、不自然なかかわりになる可能性が高まります。その結果、継続した関係になりにくく、この日限り、または短期間のみの関係になりやすいのです。大人の女性だからこそ、クリスマスに異性と特別な関係になろうとすることに固執しないほうが幸せになれます。

どうしてもクリぼっちを避けたいなら、男女複数での集まりに参加しましょう。どこに参加すればいいのかわからない人は、自分が主催者になってもオッケーです。こんなときこそ、携帯やSNSなどで連絡先を眺め、片っ端から声をかけても大丈夫。実はほかにもクリスマスをどのように過ごそうかと考えている人はいるものです。みんなで集まってワイワイ騒げばモヤモヤしている気分も吹っ飛びます。みんなが楽しい時間を過ごせたら、忘年会や新年会の話も持ち上がるかもしれません。そして何度も顔を合わせるうちに、未来を楽しく過ごす相手になっていく人も見つかるかもしれません。「クリスマスは恋人たちのため」などという間違った思い込みに苦しまないように要注意。

（羽林由鶴）

※この記事は2014年12月12日に公開されたものです