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なわをとばなくても「なわとび」! なつかしくて新しい「なわとびエクササイズ」のベストタイミング

森俊憲

齋藤純子

なわとびというと「子どもの遊び」や「体育」などのイメージがありますが、実はウォーキングなどと同じ、有酸素運動のひとつ。手軽に続けられる運動として注目を集めています。最近では、「なわがないタイプ」も登場し、室内でもできるようになっているとか。『なわなしなわとびエクササイズ』(宝島社)の著者で、ボディデザイナーの森俊憲さんに、詳しく聞いてみました。

なわとびエクササイズのポイント

なわとびエクササイズのポイント

■エクササイズは「続けることが苦にならない程度」が目安

「なわとびは多くの人が子どものころに遊んだ経験があり、身近な有酸素運動です。しかも、最近では『なわがないタイプ』も登場し、スポーツ用品店やネット通販などで手軽に購入できるようになりました。なわがなくても、グリップを持って回してとぶだけで運動効果が得られるので、エクササイズ初心者の方にもおすすめです」(森さん)

なわなしタイプには、回数をカウントする機能がついているものも多く、運動量の目安が付けやすいそう。

「ちょっと物足りないと感じる回数からスタートするのがポイントです。まずは前まわしとびで50回を目標にしましょう。ラクにこなせるようになったら50回を2セットに増やし、それでも足りないようなら片足とびや二重とびを取り入れる……といったように、少しずつ体にかける負荷を増やしていきます」(森さん)

また、使っている筋肉を意識しながら飛ぶと、運動効果がアップするとか。

「なわとびは、主に太ももからお尻にかけての筋肉、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、大殿筋(だいでんきん)を使います。これらの大きな筋肉をしっかり動かすと、脂肪の燃焼効率がよくなります。『いま太ももとお尻のところに効いているんだな』などと考えながらとんでみましょう」(森さん)

■なわとびエクササイズのベストタイミングは「入浴前」

なわなしタイプを使ったなわとびエクササイズは、室内で好きなときに行えます。服装は腕を回すときに邪魔にならず、動きやすい格好であればOK。わざわざ着替えなくてもいいというのも、魅力です。

「エクササイズの前は肩を回したり屈伸するなどの軽いストレッチで準備運動をしておくと、ケガの防止に役立ちます。部屋がフローリングの場合は、着地したときにすべらないよう気をつけて。特にストッキングはすべりやすいので要注意。はだしになるか、滑り止め加工がしてあるソックスをはきましょう。足元にヨガマットなどを敷くのもおすすめです」(森さん)

なわとびエクササイズを行うとしたら、いつがベストタイミングなのでしょうか。

「入浴前なら、汗を気にしなくていいのはもちろん、運動後の入浴で疲れもほぐせるので一石二鳥です。エクササイズの最中は交感神経が刺激され脂肪燃焼効果が高まりますが、ぬるめのお風呂にゆっくりつかることで、今度は副交感神経が優位になり、リラックスできます」(森さん)

(齋藤純子+ガールズ健康ラボ)

※この記事は2014年12月12日に公開されたものです

森俊憲

株式会社ボディクエスト代表、ボディデザイナー。個人のボディデザインサポートのほか、企業向けの健康指導や各種メディア出演・企画監修等、幅広く活躍。著書・監修に『へやトレ』(主婦の友社)『なわなしなわとびエクササイズ』(宝島社)など多数。
http://bodyquest.jp/

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齋藤純子

フリーライター。ガールズ健康ラボ所属。ムック『ほんとうに効く! 冷え退治バイブル』(扶桑社)にライターとして参加。東京下町生まれ。食品商社営業企画、パン職人を経て、制作会社で広告・出版の編集制作に携わる。団塊ジュニアの端くれ。一児の母。得意分野は、辛いもの・濃くて甘いもの・蒸留酒・ビックコミックオリジナル。詰めもの料理研究中。美味しいって正義! Twitter/@julepper

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