お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

その日が来たときのために……覚えておきたい退職時の基本的ルール―「退職願」と「退職届」の違い

以前は、就職した会社に結婚するまでずっと勤めていたり、定年までずっと勤める、なんて人も多かったですが、今の時代は、様々な理由で退職するケースが増えてきています。あなたにも来るかもしれない退職のとき、これから退職を計画している人に参考にしていただきたい「退職時のルール」をご紹介します。

【会社に「退職金制度」ってある?】

辞めるときもスマートに!

「もうこんな職場には耐えられない!」「そろそろステップアップのために仕事を変えようかな」など、退職の理由は結婚や出産だけではなく、さまざまあるでしょう。いざ辞めようとしたとき、できるだけ職場とはもめたくないですよね。

「立つ鳥あとを濁さず」とも言いますし、大人ならば、去るときもきちんとしたいもの。ではどうすればすっきりとスマートに退職手続きをできるのでしょうか?

「願い」と「届け」

まず、「退職願」と「退職届」の違いについて説明します。「退職するぞ!」と決心して、上司に提出するのは、どちらの表書きが正しいのでしょうか? それは退職する意志の強さによって異なります。「退職願」は「●月●日に退職したいです」と希望を伝えるもの。

対して「退職届」は「●月●日に退職します」と言い切った書類のことを指します。前者は提出してから気が変わっても撤回できますが、後者はそれができません。そして、これらを提出する際は、会社によって期限が決められています。

「今、提出したらいつ辞められる」ということ就業規則を見て、確認しましょう。

あとの人に迷惑が掛からないように

上司に退職することを納得してもらえたら、次に行うのが、引き継ぎ。自分が関わっているプロジェクト、顧客などの情報管理、自分が辞めてから、職場に残った人が苦労しないように、また辞めてからも「ねえ、あの資料なんだけど……」などと連絡が来ないように、きちんと引き継ぎを行いましょう。

仕事の内容だけではなく、個人で使っていたデスク、ロッカーなどの中身の整理も忘れてはいけません。自分が去っていく場所ですが、次に使う人が気持ちよく使えるよう、気遣いを忘れずに。

このように、退職するときには、色々な手間や気遣いが必要です。慎重さを求められる場合、タイミングを読む力も時には必要です。「ここまでやったけど、やっぱり辞めるのやめた!」ということにならないように、しっかりと状況を見て、今が本当に退職すべき時期か判断してから、動き出しましょう。

※この記事は2014年12月12日に公開されたものです

SHARE