放っておくと“汚いおしり”に! 痕になると大変な「おしりニキビ」の改善法4つ
身体の不調は老化への第一歩! 専門家監修のもと、不調のメカニズムを解明し、健康的なキレイ女子になるため解決方法をお届けします♪
座ったときに痛みをともなう「おしりニキビ。痕になっておしりが汚く見えてしまうのも気になりますよね。治りづらいパーツですが、なんとかケアできないもの? というわけで今回は、おしりニキビができるメカニズム、対処法を皮膚科の医師に教えていただきました!
【今回のお悩み】
●おしりニキビに悩んでいます!
おしりニキビがたくさんできて痛い。おしりにきびの原因と治療方法を教えてほしい。(32歳女性/生保・損保/営業職)
◆「おしりニキビ」はなぜできる?
おしりニキビの原因は、大きくわけるとふたつあります。ひとつ目は「刺激」によるものです。たとえばデスクワークなどで「長時間ずっと座りっぱなし」といった同じ姿勢をし続けるのは危険!
座り姿勢のとき、体重を支えているのは主におしりと腰です。そのためおしりは摩擦やムレ、圧迫による刺激を受けやすくなります。肌面への刺激が強くなると、角質が厚くなって、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。
毛穴が詰まりやすくなると、アクネ菌(ニキビの原因菌となる常在菌)の温床となり、おしりニキビができてしまいます。おしりはほかと比べてムレやすく、清潔に保つのが難しいパーツでもあるのです。
また、「刺激」の観点から考えると、サイズが小さい下着を着用するのもよくありません。ゴムなどが直接おしりにあたり、刺激が長時間加わってしまいます。そのため自分に合わないサイズの下着は避けたいところ。
さらに下着の素材についても、肌への負担が少ないことを考えると、空気を通しにくくムレやすい化繊のものより、シルクや綿のものが理想です。
ふたつ目は「食生活」によるものです。東洋医学の観点からいうと、油っこいものや辛いもの、冷たいものを好む方は、おしりニキビができやすい傾向があります。ニキビ予防のためにも、栄養バランスの整った食生活を心がける必要があります。
(取材協力:山田奈々、文:池田園子)