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海老オンリーのぜいたく“海老かき揚げ丼”コストパフォーマンスの高さに納得『うなぎ・天ぷら 光村』―虎ノ門・愛宕下

食感のいい海老を閉じこめた衣の歯応えとご飯のうまさが一体となった「海老かき揚げ丼」1100円

●愛宕下で町の味を守り続けてき85年
標高25.7mで天然の山としては23区内最高峰の愛宕山。他に高所のない界隈では、かつては海まで見渡せた展望の地で、愛宕山東側の低地は港区では珍しく庶民的な下町でもあった。現在では、愛宕グリーンヒルズや虎ノ門タワーなどの高層ビル開発が進み、大通りの整備なども完了。

【意外と知らない知識「うなぎの血は毒」】

オフィスとマンションの混在するビル街となったが、そんな愛宕下でかつての下町風情を残し、庶民的な雰囲気で商いをするのが創業85年にもなる、鰻・天麩羅・鳥料理の店『光村』だ。
店舗1階は厨房のみでランチ時には持ち帰りのお弁当販売も行っている。イートインの客席は1階左手の階段を使用して2階へ。決して高級な雰囲気ではないが、きれいに手入れされた店内は、付近のビジネスマンや近所のファミリーなどの普段づかいにふさわしく落ち着いてくつろげる。

●海老だけをギッシリ詰め込んだ絶品かき揚げ
天丼は1300円からで、鰻重も1500円からと庶民的な値付けだが、この店の名物として人気が高いのが「海老かき揚げ丼」1000円。提供された丼のご飯をしっかりと覆う大判のかき揚げは、衣が薄くサックリとした揚げ上がり。

その中に、プリプリと弾む食感の小海老がギッシリと詰まり、別揚げされたナス天が添えられるほかは、野菜は一切使っていない豪勢なかき揚げだ。
かき揚げにかかる丼タレは、江戸前の甘辛いもので軽めの衣と小海老のプリプリ感との対比もよいばかりか、かき揚げの下のご飯がより一層すすむ味わいになっている。これほどビッシリと海老が詰まったかき揚げに感動して、気持ちが奪われがちになるが忘れてはいけないのがご飯のおいしさ。

少しかために粒が立つように炊きあげられたご飯があるからこそ、このかき揚げと丼タレの味を受け止めているともいえる。
お値段以上の満足感がきっと味わえる光村の「海老かき揚げ丼」。ランチはご飯の大盛は無料。香ばしいかき揚げに、卓上の七味や山椒などの薬味を使ってもよし、赤だしのみそ汁もいいアクセントになっている。

【店舗データ】
店名:うなぎ・天ぷら 光村
所在地:東京都港区西新橋2-33-3
営業時間:11:30~14:00、17:30~21:00(20:00ラストオーダー)
定休日:土・日・祝
HP:なし
メニューはすべて税込価格

【その他メニュー名 価格】
・鰻重(並)1500円
・天丼1300円
・焼鳥重(並)1300円

※この記事は2014年11月13日に公開されたものです

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