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社員クチコミから退職理由を検証3大理由は「キャリア」「待遇」「ワークライフバランス」

「退職理由」に関する調査レポート

就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」を運営するヴォーカーズは、“退職理由?に関する調査レポートの第2弾として、同サイトに投稿された4万370件の「社員による在籍企業評価レポート」の回答データを対象にしたテキストマイニング結果を11月5日に発表した。

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同サイトに寄せられた退職理由のクチコミから、退職理由に関わるキーワードトップ50を抽出したところ、1位「仕事」に関するクチコミをみると「 他にやりたい仕事があった」「仕事の幅を広げるため」といった文脈で多く使われていた。2位には「上司」のキーワードが来ており「上司との相性の悪さ」や「上司に不満」といった直截的な理由を挙げる回答もあった。

退職理由に関するクチコミのキーワードを分類したところ、退職要因の1位は「キャリア」で出現率が約40%、2位「待遇」16.18%、「ワークライフバランス」15.18%と続いた。退職理由の6大要因を男女別で比べると、各要因に対する男女の意識の違いが現れており、女性の方が男性よりも重視している項目についてみると「ワークライフバランス」「人間関係・社風」が約2倍、「ハードワーク」が約5倍、男性よりも女性による出現率が高くなった。

年齢別(20-25歳、26-35歳、36-45歳、46-55歳)による退職要因の変化に着目したところ、年齢に関わらず「キャリア」に関するキーワードが上位であった。20代から30代前半の年齢で、「プライベート」「家庭」「結婚」といったキーワードが上位に現れている一方、「ワークライフバランス」に関係するキーワードは、年齢が上がるにつれて少なくなった。「体調」「ノルマ」「体力」といった「ハードワーク」に関するキーワードが、20-25歳でいくつか挙がっているものの、26歳以降の年齢では上位に現れていなかった。

業績悪化などによる「会社都合」は、若手社員では上位に登場することはなく、年齢が高くなるほど、「リストラ」「希望退職」といったキーワードが上位に登場した。

【在籍企業評価レポート】
回答条件:
・社員として1年以上在籍した企業情報
・500文字以上の自由回答と、8つの評価項目に回答
データ収集期間:2007年7月~2014年10月
対象データ:元社員から投稿されたレポート回答(全4万370件)

(エボル)

※この記事は2014年11月07日に公開されたものです

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