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気づいたときにはもう遅い!? 「ムダづかい女子」になる落とし穴は?

大竹のり子

女性たちの環境は、ライフステージに応じて目まぐるしく変化するもの。将来の結婚・出産や老後の備えまで、みんなの心配ごとは無限大……! 一体どこから手をつけるべき? そんな、悩める女性たちから寄せられたマネーのお悩みを、FP大竹のり子先生がズバッと解決! 今日から取り入れられるテクを学んで、マネー美人をめざしてみて♪

本当に必要なものではないけれど、“つい”お金を払ってしまうものは誰にでも少なからずあるはず。マイナビウーマン読者の中にも「服を買うのが大好きで、どうしてもそこに投資してしまう。バーゲンや、高級なバッグや時計を購入するときには、つい貯蓄に手をつけてしまう」(32歳/正社員/手取り17万円)という女性が。

ほかにも、「月に5回行くエステや服、交際費などにお金がかかりすぎて、貯まらない」(29歳/正社員/手取り月収16万円)、「つい必要のないものを買ってしまいがち。貯金がないわけではないが、ムダづかいをなくせばもっと貯まると思う」(28歳/正社員/手取り月収20万円)など、“ムダづかい”が貯蓄の足を引っぱっている模様。

編集部 先生、今回は、「ムダづかい女性にならないための心得」について教えてください。一度手を出すと買い物のハードルが下がり、気づいたら自分が思っている以上にお金をつかってしまう可能性のある“さらなるムダづかいのきっかけ”は何でしょうか?

大竹のり子(以下、大竹) 大まかにわけて、3パターンあります。ひとつは、初回が“無料”や“通常料金より非常に安く”体験できるサービス。エステや脱毛、お稽古ごとなどがそうです。よく「テーブルの向こう側」という言い方をするんですが、自分だけが得をして、相手が損をするということはビジネス上ありえません。そこから申し込みにつながる仕組みがあるから、初回は赤字でも、広告費だと思って相手もそのサービスを行っているわけです。ですから、初回無料だからと軽い気持ちで行くと、気づけば高額なローンを組んでいた、ということも。

さらなるムダづかいをしないためには、“タダ”や“極端にオトク”なものには近づかない。または、「オトクだな」と思ったときに「相手はなぜこのサービスを行っているんだろう」と考える習慣をつけることが大切です。

編集部 なるほど。まさに“タダより高いものはない”ですね。ほかには、どんなパターンがありますか?

大竹 ネイルなど、単価で考えてしまいがちだけど一度の利用では終わらず、総額で考えるとお金がずっとかかり続けるもの。サプリメントやスキンケアアイテムも、一度高いものを使いはじめると、ランクを落としたり、途中でやめるのを躊躇してしまいますよね。それらは、最初の1回ならなんとかなる金額であっても、ずっと続けるなら毎月の固定費として総額を考える必要があります。たとえば、1本10,000円の美白美容液を購入したとして、すぐには効果が出ませんよね。月に1本使うペースで、効果が出るまでに1年かかると考えれば、年間で12万円。さらに5年使い続けるなら、5年で60万円の出費になります。そこまで考えて、そのお金は本当に出すべきものなのかをジャッジするようにしましょう。

編集部 長い目で見て、その出費を続ける価値があるかをしっかり判断しないといけませんね。では、最後のパターンは?

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