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子供の算数のセンスを上げるには?

子供の学力がどう育っていくのか……これは親にとって関心の高いテーマですよね。もちろん、塾や通信講座などをうまく活用するのも効果的ですが、ちょっとした意識を持つことで、子供の成長を促すことができるかもしれません。

では具体的に、どんなことに着目すべきなのでしょうか? 今回は算数の学習について考えてみました。

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幼児期にやっておきたいこと

・「数字」を実際の質量で理解する

算数を勉強する上で「数字」は必要不可欠。例えば、お風呂の中で一緒に数を数えるのを実践している親子は多いはず。幼児期には生活や遊びの中で数の数え方を身につけていきます。数をある程度数えられるようになったら、実際にモノを使って数える遊びをしてみましょう。

一緒に「何個あるかな?」と数えるのもいいですよね。そして数え方を覚えたら、「○個持ってきてくださーい」など、ちょっとした遊び感覚を取り入れて、「数字」と「実際に目で見た量」がつながるようにしてあげます。

さらに、書いてある数字と同じ数のモノを並べる……といった遊びをすると、文字としての数字と実際の量をイコールでつなげることができます。この「実際の質量を理解する」ということは、算数の前段階としてとても大事な認識なのです。

次の段階では、簡単な足し算・引き算を取り入れてみましょう。例えばおやつのビスケットを3枚並べます。次にその中から1枚食べてもらい、残りが何枚になるのか、実際に目で見て確認し、何枚残っているのか答えてもらいます。

逆にビスケットの枚数を増やすパターンもやってみましょう。簡単な計算ですが、クイズ形式にすれば、楽しい「遊び」になります。「できるかな~?」とゲーム感覚で実践し、足し算や引き算の感覚を身につけさせましょう。

・直線、円、三角、四角の形を理解する

日常の生活の中で、私たちは様々な形を目にしていますよね。円、三角形、四角形、直線……普段何気なく目にしていますが、これらは算数の学習の準備段階として、必要な情報です。小さなお子さんが一緒のときは、身近にあるモノの形にちょっと意識を向けてみましょう。

まずは目で形を確認しながら、それぞれの形を説明します。四角形なら、角が四つある、辺が4本ある……などその特徴を目と言葉で確認してみるのがポイント。三角形を「山」など、何かに例えるのもいいでしょう。そしていろいろな形を理解できるようになったら、「今日は丸いものを探そう!」など、ちょっとしたお楽しみ感覚で図形を認識する能力を身につけるように方向づけてみるといいでしょう。

小学生になったらやっておきたいこと

小学生になったら、まずは幼児期に身につけた数や形を、もう一度おさらいします。その中で、今まではただの「三角形」だったものが、実は「正三角形」「直角三角形」など、図形にも細かい種類があることを整理し学んでもらいましょう。

そして小学校時代に大事なのは、算数の基本的な計算能力です。足し算・引き算・掛け算・割り算はもちろん、少数や分数の計算、さらに、「時間」や「速度」の計算方法をしっかり身につけることが大事です。「算数」の時代に基本的な計算能力を身につけることが、その先の道のりに大いに影響してきます。

子供は「ちょっとしたチャレンジを克服する」ことに意欲を燃やします。逆に苦手意識を持ってしまうと、その克服が困難になってしまうことも……。まずは、「楽しい」ことからはじめてみてはいかがでしょうか?

※この記事は2014年10月07日に公開されたものです

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