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濃厚なとんこつ醤油と本場顔負けの徳島の味わいでTRY認定の実力店―高円寺『中華そばJAC』

豚バラ肉、メンマ、もやし、小口ネギがのり生卵(1個無料)と相性のいい濃厚な味わいの「中華そば」700円(ライスは100円)

●東京でトップクラス、本場の徳島ラーメンを

徳島ラーメンの名店「東大」で修行を積み、満を持して上京。2012年9月にとんこつ醤油一本でラーメンとつけめんを提供する同店をオープンさせた店主の佐藤友紀氏。オープンから程なく、業界最高権威といわれる「TRY認定・第14回ラーメン大賞2013-14」の新人大賞部門で総合2位(新人賞・豚骨部門1位)を獲得した実力店だ。

【外国人はなぜ豚骨ラーメンに魅了されるのか「こんなスープは初めてなの」「英では高いんだよ」】

あえて徳島ラーメンとはうたっていない同店だが「徳島のラーメンに長く携わってきたので、やはり作るのは徳島ラーメンになってしまいますね」と笑う、佐藤店主。徳島ラーメンといえば、どっしりと濃厚なとんこつスープに色味の濃い醤油味をベースにし、チャーシューではなく甘辛く煮た豚バラ肉と生卵を落として食べることが特徴のご当地ラーメン。

茶系ともいわれるスープの色合いや甘辛系のインパクトのある味、そして具の取り合わせなどで“すき焼きのようなラーメン”と評されることもあるが、そのどっしりとした味わいでご飯との相性がよく「最強のラーメンライス」との呼び名も高い。

●豚バラ、生卵などライスとの相性抜群
醤油や麺は徳島から取り寄せ、地元の名店での豊富な経験をもとに炊きあげたスープは東京で食べることができる徳島ラーメンとしては一級品だ。豚のゲンコツをベースに背ガラや鶏ガラを十数時間も煮込み、追い足していくというスープは豚骨のうま味が十二分に乳化して抽出されていながら、脂の強さは控えめでキレと後引きのいい飲み口。

ストレートの細麺もハリとコシの強い味わいのいい麺で、強いスープに負けない存在感がある。
中華そばは麺大盛と生卵1個が無料(つけめんは中盛・大盛無料)。徳島ラーメンの醍醐味を楽しむためには、やはり生卵をスープに割り入れライス(100円)を注文して味わってみたい。濃厚なとんこつ醤油に生卵がよく合うことに気づかされるし、しっかりした味付けの豚バラスライスに生卵を絡めてご飯のおかずにするなど、さまざまな食べ方で楽しめるのが徳島ラーメンのおもしろさだ。

味付玉子が付き、豚バラスライスが増量となる「JACそば」900円が、ご飯のおかずになる具も多く人気が高い。
卓上にはすだち汁や魚介出汁の割りスープがあるので、風味を変えて食べるのもいい。「お客さまのお好みで召し上がっていただくのが当店のラーメンです。すだち汁を加えてサッパリとまとめる食べ方が私のお気に入り」と、佐藤店主はイチオシする。

【店舗データ】
店名:中華そばJAC
所在地:東京都杉並区高円寺北1-4-12
営業時間:11:30~15:00、18:00~翌2:00(日11:30~16:00)※売切れ次第終了
定休日:月
HP:なし

【その他メニュー名 価格】
・味玉中華そば800円
・JACそば900円
・つけめん850円

※この記事は2014年10月03日に公開されたものです

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