お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

花椒の痺れ“麻(マー)”と唐辛子の辛さの“辣(ラー)”に酔いしれる西安料理―刀削麺の『張家 品川店』

麻辣刀削麺700円

●本場の西安料理をリーズナブルに

京急品川駅高架下のラーメン・どんぶりのフードテーマパーク「品達」で、刀削麺をメインとした西安料理をコストパフォーマンスが高く楽しめるのが『張家 品川店』。

2009年1月に恵比寿店からオープンし、現在都内に6店舗を有する張家グループは中国・西安の高級ホテルで料理長を務め、中国国家特級料理師の資格も持つ張利軍氏を総料理長に迎えて、花椒の痺れの麻(マー)と唐辛子の辛さの辣(ラー)をはじめとした多彩なスパイスづかいを特徴にした西安料理を紹介する。

【世界で一番辛い英ピザ「Death By Pizza」辛さのスコヴィル値は1200万―ガスマスクで準備】

その中でも品川店は刀削麺を中心に、リーズナブルかつ手軽に西安料理の醍醐味を味わってもらおうという位置づけになっている。

「西安風の麻辣刀削麺や四川風の坦坦刀削麺という辛味メインのメニューのほか、ニンニク油と唐辛子の汁なし麺である油撥刀削麺や、あっさり塩味の野菜刀削麺などバラエティーに富んだ刀削麺を手軽にお楽しみいただけるよう工夫しています」とは張利軍総料理長の弁。

ラーメン食べ歩き目的で品達を訪れる人や近隣のビジネスマンのランチでにぎわうほか、ディナータイムには700~800円台と手ごろな価格で本場西安の一品料理が楽しめるようになっている。

●花椒と唐辛子の爽やかな辛味を堪能

小麦粉を練った麺帯を、くの字に曲がった専用包丁で直接、湯の沸いた鍋に削り落として調理するのが特徴の刀削麺だが、ふぞろいの太さの中にモチモチとした食感と、小麦のダイレクトな味わいを楽しめる麺料理でもある。

「各店とも本場の味を再現するため、なるべく西安出身のコックをそろえて腕を競わせています」という張総料理長。そんな西安の味を確かめるには、やはり基本となる麻辣刀削麺700円を食べてみるに限る。

鶏ガラベースにたっぷりの花椒と熟成度の高いラー油、そして黒酢などの隠し味で整えられた真っ赤なスープは、刺すような辛味ではなくスパイスの香りと奥行きあるうま味が感じられるもの。

「食べ方のコツは油とスープが麺とよくなじむよう、どんぶりの底からよくかき混ぜながら食べ進むこと」とは張総料理長のアドバイス。香菜の爽やかな香りがいいアクセントになり、卓上には花椒パウダーが用意してあるので好みで追加するのもいい。

【店舗データ】
店名:張家 品川店
所在地:東京都港区高輪3-26-21「品達」内
営業時間:11:00~23:00(22:30ラストオーダー)
定休日:なし
HP:http://www.tosyomen.com/

【その他メニュー名 価格】
・坦坦刀削麺700円
・葱油刀削麺700円
・酸辣刀削麺800円
・生ビール420円、角ハイボール350円、紹興酒350円ほか

※この記事は2014年09月20日に公開されたものです

SHARE