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部下のモチベーションを操れる心理テクニック―モチベーションの裏にある「欲求」を見抜く

「最近の若者は、やる気が足りない」なんて、よく言われますよね。特に「ゆとり世代」の部下を持つ上司は、部下の意欲低下に悩むことも多かったりして……。そこで今回は、部下のモチベーションを操る心理テクニックをご紹介しましょう。

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モチベーションの裏にある「欲求」を見抜く

部下のモチベーションを上げたいなら、まずその裏にある「欲求」を見抜くことが大切。人は、何か目標を達成しようとすると、「達成動機欲求」または「失敗回避欲求」のいずれかが働くそうです。前者は、達成したときの達成感や満足感を求める純粋な「やる気」を、後者は、失敗したくないという「恐れ」を、行動の原動力としています。

自分の部下がどちらのタイプかによって、声のかけ方も変える必要があるのです。

タイプ別に見る、部下の仕事への取り組ませ方

達成動機欲求の高い人は、「どうしても成功したい」という思いから、努力をします。そのため、このタイプには、数字に落とし込んだ明確な目標を提示すると良いでしょう。ただ、極端に高すぎる目標ではなく、あくまで本人が納得できて、やる気に火がつくレベルにするのがポイントです。

一方、失敗回避欲求の高い人には、難易度の高い目標を与えるとモチベーションがガクンと下がってしまいます。「失敗しても、責任は取るから」「君ならできる」などと声をかけ、プラスの暗示でメンタル面をケアしてあげましょう。

怒っても、モチベーションは上がらない

世の中には、「やる気はあるのか!」なんて部下に怒鳴る上司も結構いるでしょう。しかし、そんな風に叱咤激励したところで、残念ながらモチベーションアップにはつながりません。大事なのは、部下を褒め、期待すること。

人には、「ピグマリオン効果」と言って、良い点を期待値として設定するとそれが実現する、という心理行動があります。つまり、部下に期待のまなざしを向け、それをしっかり口に出していけば、部下は結果を出せるようになるのです。

誰だって、モチベーションを高く持ち続けることは難しいもの。ただ、上司が意図的に部下のモチベーションを上げることは可能です。部下をお持ちの方は、ぜひ上記の内容を参考にしてみてくださいね。

※この記事は2014年09月17日に公開されたものです

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