お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

仕事に効く“ほめ言霊”【前編】 職場の人間関係がよくなる! 上司&後輩のほめ言葉7選

武田双雲

上司や先輩、後輩とのコミュニケーションは良好ですか? 職場の人間関係がスムーズなほど、ストレスが少なく仕事もはかどりやすいですよね。「人間関係は、ほめることで絶対によくなる!」と断言する書道家の武田双雲先生は、著書『いろはにほめ言霊 幸せを呼ぶ47のほめる方法』で、相手の心にじんわり届く“ほめ言霊”を伝授。なかでも、仕事で効果的なほめ言霊とは? サラリーマン経験もある双雲先生に聞いてみました!

1.信頼に応えたくなる「心強い」
たとえば、プレゼンに向かう途中に「○○さんがいるから心強いですよ」なんて言われたら、みるみる力がみなぎりますよね。「この人に頼られる存在になろう」と言動が変わり、言われたほうは本当に心強い人に、言ったほうも相手への信頼を感じられるようになるとか。「これは男性が、男性から言われても相当うれしいんですよ。僕は仕事相手や生徒さんにも、よく使います」と、双雲先生。上司や同僚、後輩にも使えば信頼関係もよりアップしそう。

2.評価したい後輩に「クオリティが高い」
後輩が手をかけて作り上げた資料やプロダクトに対して、「このパワーポイントの資料、クオリティ高っ!」などと、成果物を評価したいときにぴったり。個人の人格をほめると謙遜するシャイな後輩でも、仕事自体に対する評価は素直に受け止めてもらいやすいとか。「後輩によく使いますね。僕も言われたい(笑)。数値化していない評価だからいいんですよ」と言い、似ているところでは「深いですね」も、有力なほめ言霊とか。

3.上司との距離を縮める「かっこいい」
大きな契約を決めた上司に「部長、かっこいい!」など、さらっと明るく。「よく男性の上司に使っていましたね。不器用でおとなしい女子だったらハードルが高いかもしれませんが、言われたらうれしいですよ」と、双雲先生。漢字で書くと「恰好いい」、「恰も好し(あたかもよし)」。ちょうどよく似合っている、というところから派生したほめ言葉のようです。

4.ほめ言霊に欠かせない「さすが!」
恋愛編でも登場したこの言霊「さすが」は、仕事においても効果絶大とか。「僕は上司によく言っていましたね。いつもジュースやお菓子を買ってくれるんですけど、『さすがですねぇ』って言って、いっぱいもらいました(笑)。別にもらうために言っているわけじゃないんですけど」と、お互いハッピーになれる要素も♪

5.ほめられ上手は「ありがとう」から
ほめることはキャッチボール。しっかりと受け止める相手がいてこそ、「またほめたい!」と、ほめスパイラルが発動するのだとか。せっかくほめられても、「いやいや、そんな……」と謙遜や否定をすると、ほめる人も減っていくことに。「僕は『ありがとう』を連発しますね。言い過ぎても言い過ぎることはない、というキリストの言葉もあるほど」と言い、たとえばお客さんに叱られても「すみません」と謝るだけじゃなく、「改善のためにご指摘をいただけて、本当にありがたいことです!」と答えてみることで、ネガティブな空気を転じさせるパワーも!

ほめ上手、ほめられ上手になることで会話が弾み、その場の空気が劇的に変わっていくもの。「後編」では、仕事の人間関係を円滑にする、残り2つのほめ言霊をご紹介します!

●『いろはにほめ言霊 幸せを呼ぶ47のほめる方法』武田双雲 著(KADOKAWA/メディアファクトリー)

※画像は本文と関係ありません

(水野久美)

※この記事は2014年09月16日に公開されたものです

武田双雲

書道家。1975年、熊本県生まれ。東京理科大学理工学部卒業。3歳より書家である母・武田双葉に師事し、書の道を歩む。大学卒業後、NTT入社。約3年間の勤務を経て書道家として独立。音楽家、彫刻家などさまざまなアーティストとのコラボレーション、斬新な個展など、独自の創作活動で注目を集める。映画「春の雪」、「北の零年」、NHK大河ドラマ「天地人」をはじめ、世界遺産「平泉」、スーパーコンピュータ「京」、「美空ひばり」など、数多くの題字、ロゴを手がける。また、国内外から依頼を受け、パフォーマンス書道、書道ワークショップを行っている。現在は、各種メディアへの出演、イベントでの書道パフォーマンス、講演活動の他に、書道教室「ふたばの森」主宰。約300名の門下生に指導を行なっている。著書は『いろはにほめ言霊』(KADOKAWA)他、現在20を超える。

■公式ホームページ:http://www.souun.net/
■公式ブログ【書の力】:

http://ameblo.jp/souun/

この著者の記事一覧 

SHARE