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暗示を使って、相手をこちらの思い通りにする3つのテク

暗示とは、言葉などで相手の思考を誘導する心理作用を言います。小さいときに怪我をすると、よく「痛いの痛いの飛んでいけ~」とお母さんにしてもらった記憶があるでしょう。あれも一種の暗示です。大人になると、さすがにそんな子供だましのような言葉に誘導されることはありませんが、これからご紹介する3つの心理テクを使えば、相手を上手く暗示にかけ、こちらの思うように導くことが出来るかもしれません。

【自己暗示の効果を倍増させる心理テク「勝つイメージを自分に植え付ける」】

ピグマリオン効果で底力を出させる

期待を掛けて、ポジティブな言葉で応援すると、人はそれに応えようと、普段以上の成果を上げることがある。それを「ピグマリオン効果」と言います。

成果を上げて欲しい相手には、潜在的に潜んでいる能力を最大限に発揮してもらうために、出来うる限りの応援をしましょう。なかでも褒めると言う行為が一番効くでしょう。「すごいじゃない、やっぱりやればできるのね、この調子でこれからもよろしくね」と言えば、またそれ以上の効果をあげてくれるかもしれません。

ゴーレム効果でやる気を奪う

ピグマリオン効果とは反対に、ネガティブなメッセージを与えられ続けると、自信が消えて、やる気も出にくくなります。それを「ゴーレム効果」と言います。

マイナスのイメージになりますが、ライバルの相手には「どうせ頑張ったって無駄よね」など、気持ちが失せる言葉を伝えると、やる気をなくす効果があるかもしれません。しかし、あまりやりすぎると、あなたの作意が見えてしまって、かえって相手のやる気を出してしまうことにもなりかねないので、ほどほどにしましょう。

ラベリング効果で理想の人になってもらう

相手にこうなって欲しいと思い、その素質が少しでもあれば、そこを誇張して刷り込むように伝え続ければ、思い通りに成長してもらえるかもしれません。それを「ラベリング効果」と言います。

例えば、男性の方が地理に詳しく、運転が上手い場合が多いですから、「さすがに運転がスムーズね、安心して乗れるわ」と伝えることで、相手に「運転が上手」と言うラベルを与えるのです。ラベルはその称号に値する行動を起こさせやすいので、いつの間にかあなたの送り迎えを、かってでてくれるようになるかもしれません。

また、最近は荷物を持ってくれない男性もいると聞きますが、「力持ち、優しい」と言うラベルを与えることによって、どんなときも荷物を持ってくれる、あなたに優しい男性でい続けてくれるかも知れません。

これらの心理テクニックを上手く使えば、相手には暗示にかかっていることさえ気づかれず、こちらの思う通りの行動をとってくれそうです。同じように人を操る催眠術は暗示に比べると作用が大きいですが、他者に掛けられているという状態が明らかなため、実用的ではありません。

あくまでもさり気なく、掛けられていることが気づかれないようにすることが肝心です。

※この記事は2014年09月15日に公開されたものです

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