行ったら食べないと損！　ヨーロッパの意外と知らない美味しい食べ物・5選

おいしい食べ物がたくさんあることで有名なヨーロッパ。欧州各国のグルメを堪能できるのはヨーロッパ旅行の醍醐味です。ヨーロッパにはそれぞれの国で様々な“おいしい味”を発見することができます。そこで今回は、ヨーロッパに旅行するなら絶対に食べておくべき「欧州の味」を5つご紹介します。日本では食べられない味をぜひ堪能してみてください。

★1、市場の食べ物
ヨーロッパの庶民の味を楽しみたい人にぜひ訪れてほしいのがマーケット。おいしい食べ物が並ぶ魅力的な市場がたくさんあります。そんな中で絶対に食べてほしいのが、市場でしか手に入れられない新鮮な野菜と果物。日本では見たことのない形のフルーツや、特大サイズの野菜など見ているだけでも面白いですが、市場に行ったらまず好きな野菜を買って食べてみてください。スーパーなどの小売店に並ぶものとは違って、市場に並ぶ野菜は“今が一番おいしい状態”のもの。欧州の大地で育った今が旬の新鮮な野菜を口いっぱいに味わってみて下さい。

また、クリスマスの時期にヨーロッパへ旅行に行かれる方は“クリスマスマーケット”に足を運んでみてはどうでしょうか？　ヨーロッパ各地で12月に行われるクリスマスマーケットではホットワインやホットチョコレートなどのクリスマス定番の飲み物がおすすめ。ちなみに筆者は毎年ホットワインを片手にラクレットを食べるのを楽しみにしています。

★2、コーヒー
17世紀前半、ヴェネツィアの商人を介してヨーロッパ各地に広まっていったコーヒー。ヨーロッパ各地でコーヒーハウスができるようになると、店主の中にはコーヒーの淹れ方を工夫し、オリジナリティ溢れる新しい飲み方の開発に力を注ぐ者も現れました。

このような歴史を背景に、イタリアのカプチーノやウィーンのウィンナーコーヒーなどヨーロッパでは様々な種類のコーヒーが生まれました。深いコクのある味わいが特徴的なヨーロピアンコーヒーですが、ヨーロッパ内でも国によってコーヒーの味は案外違うものです。コーヒーの味わいの違いを確かめながらヨーロッパ国内を旅行するのも面白いでしょう。コーヒー1杯味わいでその国のコーヒーの捉え方や食文化まで知ることができると思います。

★3、ヌテラ
ヌテラ（netella）とはヘーゼルナッツペーストをベースに砂糖やココアなどの材料を混ぜ合わせた、チョコレート風味の甘いスプレッドです。日本ではあまり馴染みがありませんが、ヨーロッパ諸国の食卓ではとてもポピュラーで、欧州文化として根強い商品です。
ヨーロッパでは至る所でヌテラに出会います。パンに塗ったシンプルなものから、ヌテラのクレープやヌテラワフッル、ヌテラフレーバーのジェラート、ヌテラのクッキーなど様々なお菓子に使われています。ヌテラの匂いでヨーロッパを思い出すという旅行者も多く、世界中のファンに愛されるヌテラは“ヨーロッパを代表する味”だと言われています。

★4、ハム＆ソーセージ
ヨーロッパにはハムやソーセージがおいしいことで有名な国が多いです。シュラッファーフェスト（ソーセージ祭り）で知られるドイツや、パルマプロシュートやミラノサラミの発祥地のイタリア、シャルキュトリー（豚肉加工品）のお店が豊富なグルメの国フランス、ハモンセラーノやチョリソーで有名なスペインなど、ヨーロッパ各国で様々な美味しいハムソーセージを味わえます。

ドイツではビール、フランスではワインなど、その国のおいしいお酒と一緒にハム、ソーセジを味わってみましょう。格別な味わいを楽しむことができます。

★5、チョコレート
ヨーロッパのおいしいものといえば、やっぱりチョコレート。ベルギーやフランス、スイス、オーストリアなどの国ではチョコレート職人が作る本場のチョコレートが味わえます。ショコラティエが作るチョコレートは大量生産される市販のチョコレートとは違い、深みのあるカカオの香りとコクのある味わい、滑らかな舌触りが特徴。職人が１つ１つ手間をかけて作ったチョコレートは芸術作品さながらです。

パリで毎年秋に開催されるチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」には世界の様々な国のパティシエやショコラティエが集まるイベント。チョコレート好きな人には夢のような場所のサロン・デュ・ショコラの時期に合わせてパリを旅するというのもおすすめです。

ヨーロッパには“おいしい味”がたくさんあります。一度食べたら忘れられない味や、これまで出会ったことのない味、今までの人生で食べたものの中で最高においしい味に出会えます。あなたも“舌鼓を打つヨーロッパの旅”を体験してみてはいかがでしょうか？

（マダムリリー）

※この記事は2014年09月13日に公開されたものです