恋人といい関係を保つための「彼と私のルール」を教えて！　「友だち優先」「遅刻したら絶対服従」

縁あって恋人同士になったからには、いつまでもいい関係を続けていきたいもの。しかし、それは決して簡単なことではありません。そこで今回は、いい関係を保つために「彼と私のルール」を決めているという女性たちにお話をうかがいました。2人の円満の秘訣とは？

■友だち優先ルールで円満！（ミサキさん／27歳／建築関連）

「私と彼の間には、『友だち優先』というルールがあります。彼氏が私とのデートをドタキャンして友人との飲み会に行ってしまったことが原因で、一度大げんかをしました。でも、そのあと彼とデートの約束をしていた日に、急遽田舎から昔の友人が出てくることになって、私もその友人からの誘いを優先したいと思ったんです」

大げんかの原因と、まったく同じシチュエーションで立場が逆。相手の立場に立ってみて、はじめて彼の気持ちが理解できたミサキさん。

「社会人になると、本当にときどきしか会えない友人が増えますよね。デートなら延期すれば済む話ですが、その友人と会える機会はとても貴重。だから、そのことに気づいたと素直に彼氏に伝えて、彼を一方的に責めたことを謝りました」

この一件がきっかけとなり、「友だち優先」ルールが成立しました。

「デートの約束をしていても、大切な友人からその日に誘いがあったなら、デートはキャンセルしてよし。これが、私たちのルールです。キャンセルされるのは寂しいですが、彼が友人と楽しく過ごしていると思えば、それはそれで幸せな気持ちになるものですよ。お互いに束縛されている・しているという感覚もなくなりましたし、円満の秘訣になっていると思います」

相手の気持ちを理解できたからこそ生まれたルール、すてきですね。デートの約束はうれしいけれど負担にもなっているという女性は、思い切って提案してみてはいかがでしょうか？

■あらかじめ決めておけば安心（ジュンさん／26歳／広告）

「私と彼氏の仕事は、かなり時間が不規則。会えない日が続いたり、電話やメールがすれ違ったりすることもひんぱんにあります。付き合いはじめたころ、私はとにかくそれが不満で……。ケンカになってしまいました」

「ちょっと連絡くらいできるでしょう？」と主張するジュンさん。「仕事だからしょうがない」と反論する彼氏。どれだけ話し合っても平行線のままでした。

「そこで、思い切ってルールを決めることにしました。そのルールは『どれだけ忙しくても、一日一回はメールか電話をすること。ただし、相手からすぐに返信や折り返しが来ることは期待しない』というものです」

このルールを決めたことで、ジュンさんの気持ちはずいぶん楽になったのだとか。

「以前は、彼からの返事がないと、仕事とはわかっていながら『何かあったのかな？』と心配になったり、『無視してる？』と腹を立てたりしていました。でも、このルールを決めてからは、『今日中には返事が来る』と思えるように。彼氏も、ちゃんとルールを守ってくれています。『すぐに返事できなくてゴメン』と言わなくてもよくなったので、彼も気が楽みたいですね」

連絡を取り合うことが苦手な男性は多いもの。こうやってルールを決めておけば、ストレスを減らせるかもしれませんね。

■どうぞ、遅刻してください……（カオリさん／29歳／小売店）

「彼氏とはだいたい毎週末デートをしているのですが、とにかく彼の遅刻が多いんです。しかも、仕事とか急用での遅刻ではなく、『なんとなく』の遅刻。50%くらいの確率で、30分から1時間程度遅刻してきます」

デートの朝に電話をかけて起こしたり、待ち合わせ場所を彼の家の近くにしたり、いろいろ工夫もしたそうですが、それでも遅刻は減らなかったのだとか。

「もう我慢できなくなって、一方的にルールを決めて、彼に承諾させました。『デートに遅刻をしたら、その日一日は相手に絶対服従しなくてはならない』というルールです。そして、次のデート。やっぱり彼は遅刻してきました。多分、ルールは冗談だと思ったのでしょう。だから、私は思いきり自分の行きたいところに彼を連れ回して、買い物の荷物持ちをさせて、高いお店で食事をごちそうしてもらいました」

カオリさんが本気だと、どうやら彼も気づいたようで……。

「ほんの少しだけ、遅刻が減ったと思います。でも、今もときどき遅刻します。以前ならイライラしていましたが、今は『どうぞ、遅刻してください』って感じです。このルールのおかげで、私はストレスがなくなりましたし、彼の遅刻も減ったし。彼にとっていいルールかどうかはわかりませんが、円満の秘訣にはなっていると思います」

彼氏からの仕返しが待っていそうですので、カオリさんも遅刻できませんね。

彼との良い関係を長く保っていくためには、2人だけのルールを決めてみるのも有効。彼との関係に悩んでいる人は、今回ご紹介したルールを参考にしてはいかがでしょうか？

※画像は本文と関係ありません

（OFFICE-SANGA　森川ほしの）

※この記事は2014年08月26日に公開されたものです